お役立ちコラム集

働き方のDXと、ITセキュリティに関するお役立ち情報を発信しています

シャドーITとは?企業が把握できていないクラウド利用のリスクと対策

執筆者:

カテゴリ:

クラウドサービスの普及により、業務効率は大きく向上しました。

現在では、

  • ファイル共有
  • チャット
  • オンラインストレージ
  • タスク管理
  • AIサービス

など、さまざまなツールが手軽に利用できるようになっています。

しかしその一方で、多くの企業が抱えるようになった課題が「シャドーIT」です。

シャドーITとは、企業が正式に把握・管理していないITサービスやクラウドサービスの利用を指します。

利用している社員に悪意がなくても、

  • 情報漏洩
  • アカウント管理漏れ
  • セキュリティ事故

につながる可能性があります。

本記事では、シャドーITとは何か、なぜ問題になるのか、企業がどのように対策すべきかを解説します。


シャドーITとは

シャドーITとは、

「会社が許可していない、または把握していないITサービスの利用」

のことです。

例えば、

  • 個人版Dropbox
  • 個人Google Drive
  • 無料チャットツール
  • 個人契約のAIサービス
  • 無料ファイル転送サービス

などが代表例です。

利用者は、

「仕事を効率化したい」

という善意で利用しているケースも多くあります。


なぜシャドーITが増えるのか

クラウドサービスが手軽

現在は数分でサービス登録できます。

会社の申請を待たず、

  • アカウント作成
  • データ保存
  • ファイル共有

が簡単にできてしまいます。


現場の業務を優先してしまう

現場では、

  • 早く共有したい
  • 容量不足を解決したい
  • 便利なツールを使いたい

という理由で導入されることがあります。


IT部門が把握できない

特に中小企業では、

  • 情シス不在
  • 総務兼任
  • 管理工数不足

により把握が難しくなります。


👉 「情シスがいない会社はどう守る?中小企業のための現実的なセキュリティ対策を解説」


シャドーITが引き起こすリスク

情報漏洩

最も大きなリスクです。

顧客情報や社内資料が、

会社の管理外サービスへ保存される可能性があります。


退職後も管理できない

個人契約サービスの場合、

退職時にアカウント停止できないケースがあります。


👉 「退職者アカウントの削除漏れが危険?見落としやすいID管理リスクと対策を解説」


MFA未設定

企業管理下でないため、

  • MFA未設定
  • パスワード使い回し

になりやすくなります。


👉 「MFA(多要素認証)はどこまで必要?企業が設定すべきサービスと優先順位を解説」


アカウント管理できない

企業側から見ると、

  • 誰が利用しているか
  • 誰が管理者か
  • どんなデータがあるか

分からない状態になります。


シャドーITを見つける方法

利用サービスを棚卸しする

まずは、

  • 利用中クラウドサービス
  • 利用部門
  • 管理者

を整理します。


👉 「アカウント棚卸しとは?企業が定期的に見直したいID管理の基本と進め方」


現場へヒアリングする

意外と効果的なのが、

「業務で使っているツールを教えてください」

というシンプルな確認です。


クレジットカード利用確認

企業カードや経費精算から、

未把握サービスが見つかることもあります。


シャドーIT対策の考え方

全部禁止にしない

ここが重要です。

シャドーITは、

「便利だから使われる」

ことが多いです。

そのため、

単純に禁止すると別のサービスへ移行するだけの場合もあります。


代替手段を用意する

例えば、

  • ファイル共有
  • オンラインストレージ
  • AI利用

などについて、

会社として利用可能なサービスを整備します。


SSOで管理する

認証を統一すると、

  • 利用者把握
  • 退職時停止
  • MFA適用

がしやすくなります。


👉 「SSO導入で失敗する企業の共通点|導入前に知っておきたい落とし穴と対策」


クラウド時代は“見えない利用”が増えている

以前は社内システム中心でした。

しかし現在は、

  • SaaS
  • クラウドストレージ
  • AIツール

などが増えています。

つまり、

「何を使っているか把握すること」

自体がセキュリティ対策になっています。


まとめ|シャドーITは“禁止”ではなく“見える化”

シャドーITは、

社員の悪意ではなく、

「便利だから使っている」

ケースが多くあります。

そのため重要なのは、

  • 利用状況把握
  • 管理ルール整備
  • 認証管理
  • 利用サービスの見える化

です。

クラウド利用が増える今こそ、一度見直しておきたいポイントと言えるでしょう。


クラウド利用の見える化を進めたい企業様へ

企業が把握できないクラウド利用は、

情報漏洩や管理負荷増加の原因になります。

弊社では、SSOソリューション「Smart Gate」を活用し、ID管理・アクセス制御・多要素認証を組み合わせた安全なクラウド利用環境づくりをご支援しています。

「どんなサービスが使われているか分からない」
「認証管理をまとめたい」

といった場合は、お気軽にご相談ください。

執筆者:メディアマート株式会社 マーケティングチーム

クラウドPBX、セキュアブラウザ等のユニファイドコミュニケーションやネットワークセキュリティに関わる事業を15年運営。業界の最新常識やトレンド情報を発信しています。