お役立ちコラム集

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月: 2026年1月

  • シングルサインオン(SSO)とは?企業のセキュリティとID管理を強化する仕組みをわかりやすく解説

    シングルサインオン(SSO)とは?企業のセキュリティとID管理を強化する仕組みをわかりやすく解説

    シングルサインオン(Single Sign-On/以下SSO)というと、 「一度ログインすれば複数のシステムに入れる仕組み」 という説明で終わってしまうことが多いですが、実はSSOの本質は業務統制とリスク管理にあります。

    本コラムでは、前回とは異なり、経営・管理部門の視点からSSOを捉え直してみます。

    シングルサインオン – お役立ちコラム集


    SSOがない組織で起きがちな“見えない問題”

    SSOを導入していない環境では、次のような状態が当たり前になりがちです。

    • 社員ごとにID・パスワードの管理方法がバラバラ
    • どのSaaSを誰が使っているのか正確に把握できていない
    • 退職者のアカウント削除が各サービス任せになっている
    • 「多分消してあるはず」という運用が常態化

    これらは日常業務では大きなトラブルにならなくても、 インシデントや監査のタイミングで一気に顕在化します。


    SSOは“認証の仕組み”ではなく“統制のハブ”

    SSOを導入すると、認証は一か所に集約されます。 これは単なる利便性向上ではなく、

    • 誰が
    • いつから
    • どのシステムに
    • どんな権限で

    アクセスできるのかを中央でコントロールできる状態を作る、という意味を持ちます。

    つまりSSOは、 ID管理・権限管理のハブとして機能します。


    退職・異動時のリスクを一気に下げる

    人の出入りがあるたびに問題になるのがアカウント管理です。

    SSOがない場合:

    • 各SaaSの管理画面に個別ログイン
    • 削除漏れが発生
    • 元社員のアカウントが残存

    SSOがある場合:

    • 中央のIDを無効化するだけ
    • 連携しているサービスは即時利用不可

    これはセキュリティレベルの差であると同時に、 運用コストの差でもあります。


    内部不正・情報漏えい対策としてのSSO

    近年の情報漏えいは、外部攻撃だけでなく、

    • 権限過多
    • 不要アカウントの放置
    • 使われていないIDの悪用

    といった内部要因も大きな割合を占めています。

    SSOを軸にしたID管理では、

    • 最小権限の付与
    • 利用実態の可視化
    • 不要アカウントの整理

    がしやすくなり、 「起きにくい仕組み」を作る対策として有効です。


    監査・ISMS・SOC2対応との相性

    SSOは、各種監査や認証制度とも非常に相性が良い仕組みです。

    • 誰がどのシステムにアクセス可能か説明できる
    • アカウント管理ルールを文書化しやすい
    • ログイン履歴を一元的に確認できる

    そのため、

    「監査対応をきっかけにSSOを検討する」

    というケースも少なくありません。


    SSO導入を検討すべき企業の特徴

    次のような企業では、SSO導入の効果が特に出やすいと言えます。

    • SaaS利用数が増えてきた
    • 従業員数が30〜50名を超えてきた
    • 情シス専任がいない/少人数
    • 退職・異動対応が属人化している

    SSOは「大企業向けの仕組み」ではなく、 むしろ成長途中の企業ほど効く仕組みです。


    まとめ:SSOは“楽をするため”ではなく“企業を守るため”の基盤

    SSOは便利です。 しかし本当の価値は、

    • 組織としての統制
    • リスクの低減
    • 管理コストの削減

    を同時に実現できる点にあります。

    「ログインが楽になるから」ではなく、

    会社を守るための基盤としてSSOをどう位置づけるか

    この視点で見直すと、SSOの導入意義はより明確になるはずです。


    SmartGateで実現するシンプルで強固なSSO基盤

    SSOの重要性は理解できても、

    • 設定が難しそう
    • 運用が属人化しそう
    • 中小企業にはオーバースペックでは?

    と感じて導入をためらうケースも少なくありません。

    SmartGateは、こうした課題を前提に設計されたSSO・ID管理ソリューションです。

    • 複数SaaSの認証をシンプルに統合
    • 退職・異動時のアカウント制御を一元化
    • 情シス専任がいなくても運用しやすい設計

    SSOを「理想論」で終わらせず、 実務で回る仕組みとして定着させることが、SmartGateの強みです。

    SSO導入やID管理の見直しを検討している場合は、 SmartGateを起点に、自社に合ったセキュリティ基盤を考えてみてはいかがでしょうか。

    執筆者:メディアマート株式会社 マーケティングチーム

    クラウドPBX、セキュアブラウザ等のユニファイドコミュニケーションやネットワークセキュリティに関わる事業を15年運営。業界の最新常識やトレンド情報を発信しています。

  • 現場から社内システムに安全にアクセスする企業が直面する構造的課題とは

    現場から社内システムに安全にアクセスする企業が直面する構造的課題とは

    航空会社の客室乗務員、建設・保守の現場作業員、物流ドライバー、店舗スタッフなど、
    近年多くの業界で「会社の外で働くことが前提」の人材が急増しています。

    こうした人たちは、勤務時間の大半をオフィス外で過ごしながらも、
    以下のような社内システムへのアクセスが日常的に求められます。

    • 勤務スケジュール・シフト管理
    • 業務マニュアル・手順書の参照
    • 点検・報告・入力業務
    • 顧客対応履歴の確認

    その結果、iPadやスマートフォンなどのモバイル端末から社内システムへアクセスする構造が、多くの企業で当たり前になっています。


    「社外からのアクセス」が前提になると起きる3つの問題

    このような業態では、IT・セキュリティの観点で共通した課題が発生します。

    ① VPNや複雑な認証は現場では使われない

    現場では、

    • 操作が多い
    • 接続が不安定
    • 毎回ログインが面倒

    といった仕組みは、結局使われなくなります。
    結果として、ID・パスワードの使い回しや、私物端末からのアクセスなど、シャドーIT化が進みやすくなります。


    ② 端末紛失・盗難リスクが常に付きまとう

    モバイル端末は、

    • 移動が多い
    • 不特定多数の場所で使用される
    • 私用と業務が混在しやすい

    という特性から、紛失・盗難時の情報漏えいリスクが非常に高いです。
    「端末をなくした瞬間に社内システムへ不正アクセスされる状態」は、どの企業にとっても致命的です。


    ③ 利用者が多く、ITリテラシーの差も大きい

    CAや現場作業員、アルバイトスタッフなどを含めると、

    • 数百〜数万人規模
    • ITに不慣れな人も多い
    • 教育コストをかけにくい

    という状況になります。
    つまり “誰でも迷わず使えて、事故が起きにくい仕組み” でなければ、運用が破綻します。


    この構造から導かれる「本当に必要なアクセス基盤の条件」

    上記のような業態構造を前提にすると、求められる要件はかなり明確になります。

    ✔ 条件①:端末が社外にあっても安全が担保されること

    • 端末に直接社内ネットワークを開放しない
    • 端末が乗っ取られても被害が限定される
    • 認証が多層的であること

    つまり ゼロトラスト的な考え方 が必須になります。


    ✔ 条件②:利用者に負担をかけない認証フロー

    • VPN接続不要
    • 複雑な設定不要
    • できればSSOで完結

    現場での操作が増えるほど、回避行動が増え、結果的にセキュリティは弱くなります。
    安全性と簡便性はトレードオフではなく、両立が必須条件 です。


    ✔ 条件③:大規模ユーザーを前提とした運用性

    • アカウント管理が容易
    • 退職・異動時の権限変更が即時反映
    • 管理者の負担が増えない

    人の入れ替わりが激しい業態では、運用が複雑な仕組みほど事故につながります。


    なぜこの条件を満たす仕組みが限られているのか

    多くの企業では、

    • 社内LAN前提の設計
    • オフィスワーカー中心のID管理
    • VPNありきのリモート対応

    という設計思想のまま、モバイル活用を後付けしているケースが少なくありません。

    そのため、

    • 現場では使いにくい
    • 管理は煩雑
    • セキュリティも万全とは言えない

    という中途半端な状態に陥りやすいのが実情です。


    こうした業態に適したアクセス基盤とは

    ここまで整理すると、適した仕組みの特徴はかなり絞られてきます。

    • 社内ネットワークを外に出さない
    • クラウド前提でのアクセス制御
    • IDを軸にした認証・認可設計
    • モバイル端末でもストレスなく利用可能

    この条件を満たす仕組みとして、
    SmartGateが航空会社のCAや現場作業員向け環境で採用されているのは、非常に構造的に自然な結果 と言えます。


    SmartGateが「現場系人材を多く抱える企業」と相性が良い理由

    SmartGateは、

    • 社外からでも安全に社内システムへアクセス可能
    • VPN不要でiPad・スマホから利用できる
    • SSOにより認証の手間を最小化
    • 大規模ユーザー管理にも対応

    といった特性を持ち、まさに先ほど挙げた要件と一致します。

    つまり、

    「社外勤務が前提」「端末が分散」「ユーザー数が多い」
    という業態構造を持つ企業ほど、SmartGateの設計思想と噛み合う

    ということになります。

    航空会社に限らず、

    • 建設・設備保守
    • 物流・運送
    • 小売・多店舗展開企業
    • 医療・介護の訪問スタッフ

    など、同じ構造を持つ業界は非常に多く、
    今後さらに需要が拡大していく領域と言えるでしょう。


    まとめ:製品起点ではなく、業態構造から考えるセキュリティ設計

    モバイル活用やDXを進めるうえで重要なのは、

    「どの製品を入れるか」ではなく
    「自社の働き方構造に合ったアクセス設計になっているか」

    という視点です。

    社外で働く人が多い企業ほど、
    利便性を犠牲にしたセキュリティ対策は長続きしません。

    その構造要因を踏まえたとき、
    SmartGateのようなアクセス基盤が選ばれているのは、
    単なる製品性能ではなく 業態適合性の高さ が理由だと言えるでしょう。

  • ID・パスワード管理の煩雑さはシングルサインオン(SSO)で解決|情シスと社員、双方の負担を軽減する方法

    ID・パスワード管理の煩雑さはシングルサインオン(SSO)で解決|情シスと社員、双方の負担を軽減する方法

    クラウドサービスの利用が当たり前になった今、多くの企業で問題になっているのが「ID・パスワード管理の煩雑さ」です。業務で使うシステムが増えるほど、社員は覚えるパスワードが増え、情シスはアカウント管理・問い合わせ対応に追われることになります。

    こうした課題を根本から解決できる仕組みが「シングルサインオン(SSO)」です。本記事では、ID・パスワード管理の現状課題と、SSO導入による具体的な効果について解説します。


    ID・パスワード管理が引き起こす3つの問題

    1. パスワード忘れ・ロックアウトによる業務停止

    複数のシステムを使い分ける環境では、社員がパスワードを忘れてログインできないケースが頻発します。

    • 朝一番で業務システムに入れない
    • 急ぎの対応が必要なのに申請ができない

    こうした小さなトラブルが積み重なり、業務効率を大きく下げてしまいます。


    2. 情シスの問い合わせ対応が増え続ける

    パスワード再設定、アカウントロック解除、異動時の権限変更など、ID管理に関する問い合わせは情シス業務の中でも非常に多い分野です。

    特に人の入れ替わりが多い企業では、

    • 入社時のアカウント発行
    • 退職時のアカウント削除
    • 部署異動時の権限調整

    が各システムごとに発生し、管理工数が膨れ上がります。


    3. セキュリティ事故のリスクが高まる

    パスワード管理が煩雑になると、社員は次のような行動を取りがちです。

    • 使い回しのパスワードを設定する
    • 付箋やメモに書いて机に貼る
    • ブラウザ任せで管理する

    これらはすべて情報漏えいリスクを高める要因となり、ランサムウェアや不正アクセスの入り口になる可能性もあります。


    シングルサインオン(SSO)とは何か

    SSOとは、一度のログイン認証で複数のクラウドサービスや社内システムにアクセスできる仕組みです。

    たとえば、

    • Microsoft 365
    • Google Workspace
    • 勤怠管理
    • 経費精算
    • 業務アプリ

    といった複数のサービスに、同じIDでログインできるようになります。

    つまり、社員は「1つのID・1つのパスワード」だけを覚えていれば業務が完結する状態になります。


    SSO導入で得られる3つのメリット

    1. 社員のログインストレスが大幅に減る

    毎回異なるID・パスワードを入力する必要がなくなるため、

    • ログインできない
    • パスワードを忘れた

    といったトラブルが激減します。

    業務開始までの無駄な待ち時間がなくなり、現場の生産性向上にも直結します。


    2. 情シスの運用負荷を大きく削減できる

    SSOを導入すると、ユーザー管理を一元化できます。

    • 入社時:SSO側でアカウント作成すれば各サービスに自動連携
    • 退職時:SSOで無効化すればすべてのサービスが利用不可

    個別システムごとのアカウント操作が不要になるため、

    • 手作業ミスの防止
    • 管理工数の削減

    につながります。


    3. セキュリティレベルの底上げができる

    SSOとあわせて多要素認証(MFA)を導入すれば、

    • ID・パスワード漏えい
    • なりすましログイン

    といったリスクを大きく下げることができます。

    また、退職者のアカウントが残り続けるといった事故も防止でき、内部不正対策としても有効です。


    SSOは中小企業にも現実的な選択肢

    以前はSSOというと大企業向けの高価なシステムというイメージがありましたが、現在は

    • Microsoft Entra ID
    • Google Cloud Identity
    • 各種ID管理サービス

    など、中小企業でも導入しやすい選択肢が増えています。

    既にMicrosoft 365やGoogle Workspaceを利用している企業であれば、追加コストを抑えてSSO環境を構築できるケースも少なくありません。


    まとめ|ID管理の課題は仕組みで解決する

    ID・パスワード管理の問題は、社員の意識や努力だけで解決するのは限界があります。

    • 覚えるパスワードを減らす
    • 管理を人ではなく仕組みに任せる

    この発想に切り替えることで、情シスと社員の双方の負担を大きく減らすことができます。

    SSOは単なる利便性向上ツールではなく、

    • 業務効率化
    • セキュリティ強化
    • IT運用コスト削減

    を同時に実現できる重要な基盤です。

    ID管理に課題を感じている企業こそ、早めにSSO導入を検討する価値があると言えるでしょう。


    SmartGateによるSSO導入で、運用までシンプルに

    SSOを導入する際に課題になりやすいのが、

    • 初期設定の複雑さ
    • 既存システムとの連携
    • 導入後の運用負荷

    といった実務面のハードルです。

    Smartgateは、複数のクラウドサービスや業務システムと連携し、ID管理と認証を一元化できるSSOソリューションです。

    • 既存の社内環境に合わせた柔軟な連携設計
    • Microsoft 365や各種SaaSとのスムーズな認証連携
    • 情シスの運用負担を最小限に抑える管理機能

    により、「導入して終わり」ではなく「運用し続けられるSSO環境」を実現します。

    ID・パスワード管理の煩雑さから解放されたい企業は、SSO導入の第一歩としてSmartgateの活用を検討してみてはいかがでしょうか。

  • なぜ今「多要素認証(MFA)」が必須なのか?パスワードだけでは守れない企業セキュリティの現実

    なぜ今「多要素認証(MFA)」が必須なのか?パスワードだけでは守れない企業セキュリティの現実

    テレワークやクラウドサービスの普及により、企業のIT環境はここ数年で大きく変化しました。一方で、サイバー攻撃の多くはいまだに「IDとパスワードの突破」から始まっています。
    こうした背景から、近年あらためて注目されているのが**多要素認証(MFA:Multi-Factor Authentication)**です。

    本記事では、なぜパスワードだけでは不十分なのか、MFAがなぜ今“必須”と言われるのか、そして企業が導入時に注意すべきポイントについて解説します。


    パスワード認証が危険と言われる理由

    流出・使い回し・フィッシングの増加

    パスワードは本来、本人確認のための重要な情報ですが、現実には以下のような問題が起きています。

    • 複数サービスで同じパスワードを使い回している
    • フィッシングメールにより簡単に入力させられてしまう
    • 情報漏洩事件で流出した認証情報が闇市場で売買されている

    ランサムウェア被害の多くも、VPNやクラウドサービスのID・パスワードが盗まれるところから侵入が始まっています。
    つまり、パスワードはもはや「秘密情報」として機能しにくくなっているのが現状です。

    クラウド利用拡大で攻撃対象が増えている

    以前は社内ネットワークに入らなければ業務システムにアクセスできませんでした。しかし現在は、

    • Microsoft 365
    • Google Workspace
    • 各種SaaSツール

    など、インターネット経由で利用するクラウドサービスが業務の中心になっています。

    その結果、攻撃者にとっては社内に侵入しなくても、認証情報さえ盗めばアクセスできる環境が増えているのです。


    多要素認証(MFA)とは何か?

    3つの認証要素

    多要素認証とは、以下の3つの要素のうち、2つ以上を組み合わせて本人確認を行う仕組みです。

    1. 知識情報:パスワード、暗証番号
    2. 所持情報:スマートフォン、認証トークン、ICカード
    3. 生体情報:指紋、顔認証、虹彩認証

    たとえパスワードが漏れても、スマートフォンなどの「所持情報」がなければログインできないため、
    不正アクセスの成功率を大幅に下げることができます。

    ワンタイムパスワードだけでは不十分なケースも

    MFAというとSMSで届くワンタイムパスワードを思い浮かべる方も多いですが、近年は以下のようなリスクも指摘されています。

    • SIMスワップ攻撃によるSMS乗っ取り
    • フィッシングサイトで認証コードまで入力させる手口

    そのため、認証アプリや端末認証、生体認証などを組み合わせたより強固なMFA運用が推奨されるケースが増えています。


    なぜ今、企業にMFA導入が求められているのか

    大手クラウドサービスがMFA前提の設計へ

    MicrosoftやGoogleなどの主要クラウドサービスでは、管理者アカウントや重要操作に対してMFAが必須となるケースが増えています。
    一部では、MFA未設定のアカウントに利用制限がかかることもあります。

    これは「MFAがあって当たり前」というセキュリティ設計思想が、すでに標準になりつつあることを意味します。

    ガイドライン・保険要件への影響

    情報セキュリティに関する各種ガイドラインでも、MFAは重要な対策として位置づけられています。
    また、サイバー保険の加入条件としてMFA導入が求められるケースもあり、経営リスク管理の観点からも無視できない存在になっています。


    MFA導入でよくある失敗パターン

    サービスごとに設定がバラバラ

    多くの企業では複数のSaaSやクラウドサービスを利用していますが、

    • サービスごとにMFA設定方法が異なる
    • どこまで設定したか把握できていない
    • 退職者のアカウントが残り続ける

    といった運用上の問題が起きがちです。

    結果として、一部のサービスだけが無防備な状態で残ることも珍しくありません。

    利便性が下がり、例外運用が増える

    認証が煩雑になりすぎると、

    • 「この端末は例外にしよう」
    • 「この部署だけMFA免除」

    といった例外ルールが増えてしまい、かえってセキュリティレベルが下がることもあります。

    MFAは技術導入だけでなく、業務に無理なく組み込める運用設計が非常に重要です。


    ゼロトラスト時代は「認証の一元管理」がカギ

    ネットワークではなくIDを信頼の基準にする

    近年のセキュリティでは「社内にいれば安全」という考え方ではなく、
    すべてのアクセスをIDベースで検証するゼロトラストモデルが主流になりつつあります。

    • どこからアクセスしても
    • どの端末を使っても
    • 毎回正しく認証されるかを確認する

    この考え方では、認証基盤がセキュリティの中心になります。

    SSO+MFAで利便性と安全性を両立

    複数サービスを使っている企業ほど、

    • シングルサインオン(SSO)でログインを一本化
    • そこにMFAを組み合わせる

    という構成が有効です。

    これにより、

    • ログイン回数の削減
    • 退職・異動時の一括アカウント制御
    • 監査ログの集中管理

    が可能となり、セキュリティと業務効率を同時に高めることができます。


    SmartGateで実現できる認証セキュリティ

    こうした認証管理の課題を解決する手段として、有効なのが認証基盤の統合です。

    SmartGateでは、

    • 複数クラウドサービスへのログインを一元管理
    • 全サービスに対してMFAポリシーを統一適用
    • 社員アカウントの作成・削除を効率化
    • 管理者の運用負荷を大幅に削減

    といった仕組みを実現できます。

    「MFAは導入したが、管理が追いつかない」
    「サービスが増えるたびに設定が煩雑になる」

    こうした悩みを抱える企業にとって、認証の入口をまとめること自体が最大のセキュリティ対策になります。


    まとめ:MFAは“導入するか”ではなく“どう運用するか”

    もはや、パスワード単独の認証では企業システムを守ることはできません。
    MFAは今後すべての企業にとって標準装備となっていく対策です。

    しかし本当に重要なのは、

    • 継続して正しく運用できるか
    • IT担当者の負担が増えすぎないか
    • 退職・異動などの人事イベントに即応できるか

    といった運用面まで含めた設計です。

    特に中小企業では、限られたリソースの中でセキュリティ対策を進める必要があります。
    だからこそ、認証管理をシンプルに集約し、無理なく続けられる仕組みづくりが重要になります。

    MFA導入を検討する際は、ぜひ「認証の一元管理」という視点からも対策を見直してみてはいかがでしょうか。

  • 人材確保とコスト削減の切り札「BYOD」——生成AI時代に求められる新しいスマホセキュリティ対策とは

    人材確保とコスト削減の切り札「BYOD」——生成AI時代に求められる新しいスマホセキュリティ対策とは


    導入:なぜ今、BYODが再注目されているのか

    近年、多くの企業で「社用スマホを全社員に配布するのはコスト的に厳しい」「採用時に端末準備がネックになる」といった声が増えています。
    その一方で、若手人材を中心に「自分のスマホで業務を完結させたい」というニーズも高まっており、**BYOD(私用端末の業務利用)**は再び現実的な選択肢として注目されています。

    特に以下のような背景がBYODを後押ししています。

    • 採用難による即戦力人材の早期稼働ニーズ
    • 社用端末配布コストの増大
    • テレワーク・現場直行直帰など柔軟な働き方の拡大
    • クラウド業務アプリの普及

    しかし、BYOD導入に踏み切れない最大の理由は、今も昔も変わらず**「セキュリティが不安」**という点です。


    新たなリスク:生成AIとシャドーITがBYODを加速させている

    近年のセキュリティ環境で見逃せないのが、生成AIとシャドーITの拡大です。

    例えば、

    • 業務資料をChatGPTなどの生成AIにコピペして要約
    • 私用クラウドに業務ファイルを保存して自宅作業
    • 無断で業務用チャットツールを導入

    こうした行為は、悪意がなくても情報漏えいリスクを大幅に高めます

    社用端末であれば制御しやすい行為も、BYOD環境では把握すらできないケースが多く、
    「BYOD=端末管理ができない=リスクが高い」と認識されがちです。

    しかし実際には、“端末を縛る”よりも“アクセスを制御する”方が現実的な時代に入っています。


    発想の転換:端末管理より「認証」と「利用範囲制御」が本質

    BYOD対策というと、まずMDM(端末管理)を思い浮かべる方が多いですが、
    現場での運用を見ると次のような課題も多くあります。

    • 私物への管理アプリ導入に従業員が抵抗
    • OSアップデートや機種差異による管理工数増大
    • すべての私用端末を完全管理するのは現実的でない

    そこで重要になるのが、

    • 誰がアクセスしているか(ID管理)
    • どのサービスにアクセスできるか(権限制御)
    • どんな認証方式か(多要素認証)

    といったアクセス制御中心のセキュリティ設計です。

    仮に私用スマホがマルウェアに感染していたとしても、
    社内システムや業務クラウドへ不正ログインできなければ被害は限定されます。

    つまりBYOD環境では、

    端末を完全に信用しない前提で、システム側を守る

    という考え方が重要になります。


    SMS詐欺・なりすまし被害が企業にも波及

    最近増えているのが、SMSやメッセージアプリ経由のなりすまし被害です。

    • 宅配通知を装ったフィッシングSMS
    • 社内関係者を装った不正ログイン
    • 取引先を騙った請求書詐欺

    これらは個人被害に留まらず、
    そのまま企業アカウント侵害につながるケースも増えています。

    BYOD環境では、

    • 私用アプリと業務アプリの境界が曖昧
    • 不正リンクを踏むリスクが高い
    • 端末変更時のアカウント管理が煩雑

    といった状況が重なり、ID乗っ取りが最大のリスク要因になっています。

    だからこそ、BYOD時代のセキュリティは
    「端末管理」よりも**「ID管理と認証強化」**が最優先課題になっているのです。


    BYODを活かしながら安全性を確保する現実的アプローチ

    では、コストも運用負荷も抑えつつ、BYODを安全に運用するにはどうすればよいのでしょうか。

    現実的な対策は次の組み合わせです。

    ① IDの一元管理と即時無効化

    • 退職・異動時に即アカウント停止
    • 複数サービスのID管理を統合
    • 属人化したアカウント管理の排除

    ② 多要素認証(MFA)の標準化

    • パスワード流出だけでは侵入できない
    • なりすまし・フィッシング被害の抑止

    ③ 利用サービスの可視化と制御

    • 業務利用してよいクラウドサービスの明確化
    • シャドーITの抑止

    ④ 端末管理は「必要な範囲」に限定

    • 全端末フル管理ではなく業務アプリ領域のみ制御
    • 従業員の抵抗感を下げつつ最低限の統制を確保

    この設計であれば、
    BYODの柔軟性を維持しながらセキュリティ水準を引き上げることが可能です。


    SmartGateならBYOD前提のセキュリティ設計が可能

    こうしたBYOD時代の課題に対し、SmartGateは「IDと認証」を軸にしたセキュリティ対策を提供しています。

    • クラウドサービスへのアクセスをIDベースで統制
    • 多要素認証によるなりすまし防止
    • 退職・端末変更時の即時アカウント制御
    • MDM連携による端末状態チェックとの組み合わせも可能

    つまり、

    私用スマホはそのまま使いながら、
    会社のシステムだけは厳格に守る

    というBYODに最適化された構成が実現できます。

    社用端末配布コストを抑えつつ、
    情シス・総務の運用負荷も増やさない形でセキュリティを強化できる点は、
    人手不足に悩む中小企業にとって大きなメリットと言えるでしょう。


    まとめ:BYODは「妥協策」ではなく「戦略的選択」へ

    かつてBYODは「仕方なく選ぶ妥協策」という位置づけでしたが、
    現在では、

    • 採用力強化
    • 働き方改革
    • ITコスト最適化

    を同時に実現する経営戦略の一部になりつつあります。

    重要なのは、
    BYODを禁止するか許可するかではなく、

    BYOD前提で、どう守るか

    という設計思想に切り替えることです。

    SmartGateのようにID・認証を中心としたセキュリティ基盤を整えることで、
    柔軟な働き方と情報セキュリティの両立は十分に実現可能です。

  • 情報システム部・総務がまず押さえるべきセキュリティの基本

    情報システム部・総務がまず押さえるべきセキュリティの基本

    ― 中小企業のための“最初の一歩”ガイド ―

    「セキュリティが重要なのは分かっている。でも、具体的に何をすればいいのか分からない」
    情報システム部や総務に配属されたばかりの方、中小企業で情シスを兼任している方から、こうした声は少なくありません。

    実際、サイバー攻撃は大企業だけでなく、中小企業も明確に狙われています。むしろ「対策が甘そう」「踏み台にしやすい」という理由で標的になるケースも多く、被害は年々増加しています。

    本記事では、専門家でなくても理解できるレベルで、まず押さえるべきセキュリティの基本トピックと、現在注目されている対策の考え方 を整理します。


    なぜ中小企業こそセキュリティ対策が必要なのか

    よくある誤解が、
    「うちは小さい会社だから狙われない」
    という考えです。しかし実際には、

    • 取引先の大企業に侵入するための“踏み台”にされる
    • 個人情報や請求書データなど、金銭化しやすい情報を持っている
    • セキュリティ投資が十分でないことが多い

    といった理由から、中小企業は“割に合うターゲット”と見なされがちです。

    さらに近年は、攻撃の多くが自動化ツールによって無差別に行われており、「狙われる/狙われない」ではなく「穴があれば入られる」という世界になっています。


    まず理解しておきたい代表的なセキュリティリスク

    ① ID・パスワードの使い回しによる不正ログイン

    もっとも多い侵入経路がこれです。

    • 他サービスから漏えいしたID・パスワードの使い回し
    • 簡単なパスワード(company123など)
    • 退職者アカウントの放置

    これだけで、メール、クラウド、社内システムに侵入される可能性があります。
    近年の攻撃は「システムを壊す」よりも、「正規ユーザーになりすます」形が主流です。


    ② フィッシングメールと標的型攻撃

    「請求書を確認してください」
    「パスワードの再設定が必要です」

    こうしたもっともらしいメールから偽サイトに誘導し、ID・パスワードを盗む手口です。

    最近は、

    • 実在する取引先を装う
    • 日本語も非常に自然
    • 社内事情を調べた上で送られる

    といったケースも増えており、「注意していれば防げる」レベルを超えてきています。


    ③ 私物端末・社外アクセスの増加(BYOD・テレワーク)

    テレワークや外出先作業が当たり前になり、

    • 私物スマホで業務メールを見る
    • 自宅PCからクラウドにログインする

    といった状況が普通になっています。

    しかしその一方で、

    • 端末にウイルスが入っていたら?
    • 家族と共用のPCだったら?
    • 端末を紛失したら?

    といったリスクが、会社の管理外で発生するようになっています。


    現在のセキュリティ対策の考え方:境界防御からゼロトラストへ

    以前は、
    「社内ネットワークに入れなければ安全」
    という考え方(境界防御)が主流でした。

    しかし今は、

    • クラウド利用
    • モバイル端末
    • 在宅勤務

    が前提となり、社内=安全という前提が崩れています。

    そこで注目されているのが、ゼロトラストセキュリティという考え方です。

    ゼロトラストとは?

    簡単に言うと、

    社内外を問わず、すべてのアクセスを信用しない
    常に「本人か?」「安全な端末か?」を確認する

    という考え方です。

    具体的には、

    • ID管理の厳格化
    • 多要素認証(MFA)
    • 端末の状態チェック
    • アクセス制御の細分化

    といった技術が組み合わされて実現されています。


    情シス・総務がまず取り組むべき4つのポイント

    「全部やろうとすると何から手を付けていいか分からない」
    という方は、まず次の4点から確認すると現実的です。


    ① アカウント管理は適切か?

    • 退職者のアカウントが残っていないか
    • 誰がどのシステムにアクセスできるか把握できているか
    • パスワードポリシーは形だけになっていないか

    ID管理はすべてのセキュリティの土台です。
    ここが甘いと、どんな対策も意味を持ちません。


    ② 多要素認証(MFA)は導入されているか?

    IDとパスワードだけでログインできる状態は、現在では非常に危険です。

    MFAとは、

    • パスワード
    • スマホ認証、ワンタイムパスワード、生体認証など

    を組み合わせることで、不正ログインを大幅に防ぐ仕組みです。

    Microsoft 365 や Google Workspace など、主要クラウドサービスは標準で対応しており、コストをかけずに導入できるケースも多いのがポイントです。


    ③ 社外からのアクセスは管理できているか?

    • どこから誰がアクセスしているか把握できているか
    • 特定国からの不審なアクセスを遮断できるか
    • 私物端末と会社支給端末を区別できているか

    ここが曖昧なままだと、情報漏えいが起きても原因特定が非常に困難になります。


    ④ 社員への最低限のセキュリティ教育は行っているか?

    どれだけ技術対策をしても、最後は人が狙われます。

    • 怪しいメールを開かない
    • パスワードを使い回さない
    • USBメモリをむやみに使わない

    こうした基本ルールを共有するだけでも、被害リスクは大きく下がります。
    年1回の簡単な注意喚起でも十分意味があります。


    すべてを一度にやらなくていい。だから「まとめて管理」が重要

    中小企業の情シス・総務では、

    • 専任担当がいない
    • 本来業務と兼務している
    • セキュリティ製品を個別に管理する余裕がない

    というケースがほとんどです。

    そのため現実的には、

    いくつもの製品を組み合わせるより、
    ID・認証・アクセス制御をまとめて管理できる仕組みを使う

    という考え方が非常に重要になります。


    SmartGateがファーストステップに向いている理由

    SmartGateは、

    • ID管理
    • 多要素認証(MFA)
    • 社外アクセス制御
    • クラウドサービスとの連携

    といった、ゼロトラストの基本要素をまとめて提供するサービスです。

    つまり、

    「何をどう組み合わせればいいか分からない」
    という状態からでも、

    まずは“ログインとアクセス”の安全性を底上げする

    という最初の一歩を、比較的シンプルに実現できます。

    特に、

    • クラウド利用が増えてきた
    • テレワークが残っている
    • BYODを完全には禁止できない

    といった企業にとっては、現実に即した対策と言えるでしょう。


    まとめ:完璧を目指さず、まずは入口を守る

    セキュリティ対策というと、

    • 高額な機器
    • 難しい専門用語
    • 専門部署が必要

    というイメージを持たれがちですが、実際には

    侵入されやすい入口を塞ぐだけでも、被害の大半は防げる

    と言われています。

    まずは、

    1. アカウント管理
    2. 多要素認証
    3. 社外アクセスの可視化

    この3点を押さえることが、情報システム部・総務担当者にとっての最重要ファーストステップです。

    その実現手段の一つとして、SmartGateのような統合型の認証・アクセス管理サービスを活用することで、少ない工数でも現実的なセキュリティ対策を始めることが可能になります。

    セキュリティは一度導入して終わりではなく、段階的に強化していくものです。
    まずは「守るべき入口を意識すること」から、対策を始めてみてはいかがでしょうか。

  • 情報システム部が本当に困っているセキュリティ課題TOP5

    情報システム部が本当に困っているセキュリティ課題TOP5

    ――限られたリソースで会社を守るための現実的アプローチとは

    DXの推進、クラウド活用、リモートワークの定着などにより、企業のIT環境は年々複雑化しています。その最前線で対応に追われているのが情報システム部(情シス)です。
    一方で、サイバー攻撃は高度化・巧妙化を続け、もはや「最低限の対策」だけでは企業を守り切れない時代になりました。

    本記事では、情シス担当者が実際に直面している代表的なセキュリティ課題TOP5を紹介し、それぞれに対して現実的に取り得る対策を整理していきます。


    第1位:人手不足・一人情シス問題

    多くの中堅・中小企業では、情シス専任担当が1人、あるいは総務や管理部と兼務しているケースも珍しくありません。

    • 日常の問い合わせ対応
    • PC・アカウント管理
    • SaaS管理
    • トラブル対応

    これだけでも手一杯で、セキュリティ強化にまで十分な時間を割けないのが実情です。

    現実的な解決策

    • セキュリティ運用を「自動化」できる領域はツールに任せる
    • 管理対象をIDベースに集約し、属人化を減らす
    • 監視・制御ポイントを最小限に絞る

    すべてを完璧に管理しようとするのではなく、管理工数を減らす設計に切り替えることが重要になります。


    第2位:止められないシャドーIT

    業務効率を優先するあまり、社員が勝手に

    • 個人のクラウドストレージ
    • 無許可のチャットツール
    • 私物デバイス

    を使ってしまう、いわゆるシャドーIT問題も情シスの大きな悩みです。

    禁止ルールを作っても、現場の業務スピードに合わなければ形骸化してしまいます。

    現実的な解決策

    • 「禁止」ではなく「安全に使わせる」方向へ転換
    • 利用サービスを可視化し、リスクを把握する
    • 社外アクセスを制御できる仕組みを導入する

    完全に排除するのではなく、利用前提でコントロールする発想が求められています。


    第3位:リモートアクセス管理の難しさ

    VPNを導入していても、

    • 回線が遅い
    • 設定トラブルが多い
    • 私用Wi-Fiからの接続リスク

    など、運用面の問題が頻発します。
    さらに、クラウドサービスが増えたことで「社内ネットワーク=安全」という前提も崩れつつあります。

    現実的な解決策

    • ネットワークではなく「IDと端末」で認証・制御する
    • 社外からのアクセスを前提にした設計へ移行
    • ゼロトラスト的なアクセス制御を段階的に導入

    VPN一本槍から脱却し、クラウド時代に適したアクセス制御モデルへの移行が現実解となります。


    第4位:増え続ける端末管理の負担

    PC・スマホ・タブレットなど、業務端末は年々増加しています。

    • パッチ未適用端末の放置
    • 紛失時の情報漏えいリスク
    • 退職者端末のデータ残存

    など、管理漏れがそのまま事故につながるケースも少なくありません。

    現実的な解決策

    • MDMなどによる端末ポリシー統制
    • 業務データと私用領域の分離
    • データを端末に残さない設計への移行

    「端末を守る」のではなく、データに直接触れさせない仕組み作りが重要になってきています。


    第5位:インシデント対応体制が整っていない

    いざ事故が起きた際に、

    • 誰が判断するのか
    • どこへ連絡するのか
    • どこまで業務停止するのか

    が決まっていない企業も多く、初動対応の遅れが被害拡大につながるケースもあります。

    現実的な解決策

    • 事前に対応フローを文書化しておく
    • ログ取得・証跡管理を平時から整備
    • 外部ベンダーとの連携体制を構築

    技術対策だけでなく、運用ルールと体制整備もセキュリティの一部です。


    すべての課題に共通する本質的な問題

    ここまでのTOP5を振り返ると、共通しているのは次の点です。

    • 管理対象が増え続けている
    • 人手は増えない
    • 従来型の境界防御モデルが限界

    つまり、情シスの努力だけでは守り切れない構造になっているということです。
    だからこそ今求められているのが、「誰が・どこから・どのデータにアクセスするか」を軸にしたセキュリティ設計です。


    SmartGateが目指す“現場負担を増やさないセキュリティ”

    SmartGateは、ID管理・アクセス制御・認証強化などを軸に、クラウド時代に適したセキュリティ基盤を提供します。

    • 社外・社内を問わず安全なアクセス制御
    • シャドーITリスクの低減
    • 端末にデータを残さない運用設計
    • MFAによる不正ログイン防止

    といった機能により、情シスの管理工数を増やすことなく、セキュリティレベルの底上げを実現します。

    「人を増やさずに守る」ことが求められる今、ツールによる自動化と一元管理は必須の選択肢となりつつあります。


    まとめ:理想論ではなく“回るセキュリティ”を

    情シスが抱えるセキュリティ課題は、技術だけでなく組織構造や業務プロセスとも深く結びついています。
    だからこそ、現実的に運用できる対策でなければ、どんな高度なセキュリティも機能しません。

    • 管理負荷を下げる
    • 社員の行動を変えやすくする
    • 事故を前提に被害を最小化する

    こうした視点で設計された仕組みこそが、これからの情シスを支えるセキュリティ基盤となります。

    SmartGateは、その第一歩として導入しやすく、かつ拡張性の高いソリューションとして、情シスの現場負担軽減と企業全体のセキュリティ強化を同時に支援します。

  • BYODのリスクや落とし穴とは?便利さの裏に潜むセキュリティ課題と現実的な解決策

    BYODのリスクや落とし穴とは?便利さの裏に潜むセキュリティ課題と現実的な解決策

    テレワークや外出先での業務が当たり前になり、「社員の私物スマホやPCを業務利用するBYOD(Bring Your Own Device)」を導入する企業も増えています。
    端末を会社が支給しなくてよい分、コスト削減や導入スピードの面では非常に魅力的です。

    しかし一方で、BYODは情報漏洩・不正アクセス・管理不能といったリスクを内包しており、対策なしで導入するとセキュリティ事故の温床になりかねません。

    本記事では、BYODに潜む代表的なリスクや落とし穴と、それに対する現実的な解決方法について解説します。


    BYODの代表的なリスク

    ① 紛失・盗難による情報漏洩

    私物端末は業務時間外も持ち歩くため、

    • 電車・飲食店での置き忘れ
    • 海外出張時の盗難
      など、物理的な紛失リスクが高くなります。

    端末に業務メール、顧客情報、社内資料が保存されていれば、
    端末1台の紛失が即インシデントに直結します。


    ② 私用アプリ経由の情報流出

    個人端末には以下のようなアプリが混在します。

    • SNS
    • クラウドストレージ(個人Google Drive等)
    • フリーメール
    • メッセンジャーアプリ

    業務ファイルをうっかり個人クラウドに保存したり、
    スクリーンショットが自動でバックアップされたりと、
    本人に悪意がなくても情報が社外に流出する構造になりがちです。


    ③ マルウェア感染リスクの増大

    私物端末では、

    • 非公式アプリのインストール
    • フリーWi-Fi利用
    • OSアップデート未実施

    といった管理不能な状態が発生しやすく、
    マルウェア感染→社内システムへの侵入という経路が生まれます。

    これはVPN経由で社内ネットワークへ接続している場合、
    内部ネットワーク全体が危険にさらされることも意味します。


    ④ 退職者・異動者のアクセス遮断ができない

    BYODでは端末自体を回収できないため、

    • アカウント削除漏れ
    • ローカル保存データの残存

    といった問題が起こりやすく、
    退職後も業務情報が端末内に残るケースも少なくありません。


    BYOD導入で陥りやすい「落とし穴」

    「自己責任ルール」で済ませてしまう

    よくあるのが、

    情報管理は本人責任
    セキュリティ教育でカバーする

    という運用ですが、これは極めて危険です。
    ヒューマンエラーは必ず発生するため、仕組みで防がなければ事故は防げません。


    VPNさえあれば安全だと思ってしまう

    VPNは通信経路を暗号化するだけであり、

    • 端末自体の安全性
    • 操作内容の制御
    • 情報の持ち出し制御

    までは守れません。

    感染端末がVPN接続すれば、むしろ安全な社内ネットワークにマルウェアを持ち込む入口になります。


    BYODの現実的な解決策

    BYODを完全に禁止するのが難しい場合、次の3点が重要になります。

    ① MDM(モバイルデバイス管理)の導入

    MDMを導入すれば、

    • 端末の暗号化強制
    • パスコード設定
    • リモートワイプ(遠隔初期化)
    • 業務アプリと私用領域の分離

    といった管理が可能になります。

    これにより、端末紛失時も業務データのみ削除といった対応が取れます。


    ② アプリケーション側でのアクセス制御

    最近のクラウドサービスでは、

    • Microsoft 365
    • Google Workspace

    などが、条件付きアクセス・デバイス制御・認証連携に対応しています。

    例えば、

    • 特定条件を満たした端末のみアクセス許可
    • 不審なIP・国からの接続ブロック
    • 未管理端末からのダウンロード禁止

    といった制御が可能になり、
    **「どの端末から、どこまで操作できるか」**を細かく制御できます。


    ③ セキュアブラウザ・ゼロトラスト型アクセス

    社内システムへ直接接続させるのではなく、

    • セキュアブラウザ経由
    • クラウド認証ゲートウェイ経由

    でアクセスさせる方式にすることで、

    • コピー&ペースト制限
    • 画面キャプチャ制御
    • ローカル保存禁止

    などが可能になります。

    これにより、端末が完全に安全でなくても情報自体は外に出にくい構造を作れます。


    中小企業が現実的に取るべきBYOD対策

    すべてを完璧に管理するのはコスト的に難しいため、現実的には以下の組み合わせが有効です。

    対策目的
    MDM導入端末紛失・盗難対策
    認証連携(ID管理)利用者・端末制御
    セキュアアクセス情報持ち出し防止
    アカウント即時無効化退職時リスク遮断

    特に重要なのは、
    「ネットワークを守る」から「IDと操作を守る」へ発想を切り替えることです。


    SmartGateを活用したBYOD対策の考え方

    SmartGateはセキュアブラウザ・多要素認証・シングルサインオン(SSO)を中心としたサービスであり、
    単体でも以下のような制御が可能です。

    • 利用者制限
    • 端末条件によるアクセス制御
    • アプリケーション連携認証

    さらに、SmartGateとMDMを組み合わせることで、

    • 管理対象端末のみ業務アプリ利用可
    • 紛失時の業務データ消去
    • 端末状態に応じたアクセス制御

    といったBYOD特有のリスクを大幅に低減できます。

    また、BYODという形を取っていても、

    • Google Workspace
    • Microsoft 365

    といった業務アプリは、
    SmartGateのような認証連携サービスと組み合わせることで、

    • 利用者制限
    • 未管理端末からの操作制限
    • ダウンロード制御

    が可能になります。

    これにより、
    セキュアブラウザ外での個人操作を起因とする情報漏洩リスクを最小限に抑えつつ、
    業務アプリ自体は安全に利用できる環境
    を構築できます。

    つまり、

    端末は私物でも、
    業務データと業務アプリは企業側の管理下に置く

    という形が現実的なBYOD運用モデルとなります。


    まとめ

    BYODはコスト削減や柔軟な働き方を実現する一方で、

    • 端末管理不能
    • 私用アプリ混在
    • 情報持ち出しリスク

    といった構造的な危険を抱えています。

    そのため、

    • MDMによる端末管理
    • 認証連携によるアプリ制御
    • セキュアアクセスによる情報遮断

    を組み合わせ、
    「端末を信頼しない設計」へ移行することが重要です。

    SmartGateのような認証連携サービスを中心に据え、
    MDMやクラウドアプリの条件付きアクセスと連携させることで、
    BYODでも実用性とセキュリティを両立した環境を構築することが可能になります。

  • 中小企業が現実的に取れるVPN代替策

    中小企業が現実的に取れるVPN代替策

    ― 脱VPNは大企業だけの話ではない ―

    近年、VPNを起点とした情報漏えい・ランサムウェア被害が増え、「VPNはもう危ない」という認識が広がっています。
    一方で中小企業では、

    • 専任の情シスがいない
    • セキュリティ製品に大きな投資はできない
    • でもリモートアクセスは必要

    という現実があります。

    本記事では、中小企業でも導入・運用が可能なVPN代替策を、段階的に解説します。


    なぜVPNをやめたいが、やめられないのか

    VPNが使われ続けている最大の理由はシンプルです。

    • 社内システムにそのままつながる
    • 仕組みが分かりやすい
    • 昔から使っている

    しかしセキュリティ的には、

    • 一度入られると社内ネットワークが丸見え
    • ID・PW漏えいで簡単に侵入される
    • 装置の脆弱性が定期的に狙われる

    という構造的に不利な仕組みでもあります。

    そこで注目されているのが、「社内に入れない」リモートアクセス設計です。


    代替策①:クラウドサービスは“直接ログイン型”に切り替える

    まず最も簡単で効果が高いのがここです。

    VPNが不要になる代表例

    • Microsoft 365
    • Google Workspace
    • クラウド型会計・勤怠・営業管理

    これらは本来、VPNなしで安全に使う前提で設計されたサービスです。

    やるべきことは:

    • VPN経由でアクセスしている → 直接アクセスに変更
    • MFA(多要素認証)を必須化
    • 管理画面へのアクセス制限

    つまり、

    社内ネットワークに入らせず
    サービス単位でアクセス制御する

    という形に変えるだけで、VPN利用範囲を一気に縮小できます。


    代替策②:ZTNA(ゼロトラスト型リモートアクセス)

    VPNの代替として最も本命なのが**ZTNA(Zero Trust Network Access)**です。

    VPNとの決定的な違い

    項目VPNZTNA
    接続先社内ネットワーク全体特定アプリのみ
    認証最初だけ常時評価
    侵入後横展開しやすい他へ行けない

    ZTNAでは、

    • ユーザー
    • 端末状態
    • 接続場所

    などを評価した上で、許可された業務アプリだけに接続させます。

    攻撃者が侵入しても、

    他のシステムに移動できない構造

    になっているのが最大の強みです。


    代替策③:リモートデスクトップ+アクセス制御

    予算を極力抑えたい場合、次の構成も現実的です。

    仕組みの考え方

    • 社内PCは社外から直接触らせない
    • リモート操作用の中継環境のみ公開
    • そこへのアクセスは厳重に制御

    例えば、

    • 仮想デスクトップ
    • リモート操作サーバ
    • セキュアブラウザ経由アクセス

    などを組み合わせることで、

    データは社内から一切出ない
    操作だけが転送される

    という安全性の高い構成が作れます。

    特に、設計図・顧客情報・個人情報を扱う業種では有効です。


    代替策④:そもそも社内システムをクラウドへ移す

    根本的な解決策としては、

    「社内にあるからVPNが必要」
    なら、社内に置かない

    という発想も重要です。

    クラウド移行のメリット

    • 社内ネットワーク自体を外部公開しない
    • アクセス制御がサービス側で完結
    • 災害対策・BCPにも強い

    もちろん一気に全部は無理でも、

    • ファイルサーバ
    • 勤怠・申請
    • 営業管理

    などから段階的に移行すれば、VPN依存は確実に減っていきます。


    中小企業が現実的に進める段階モデル

    いきなりゼロトラスト完成形を目指す必要はありません。

    ステップ①:VPNでしか使えない業務を洗い出す

    • 本当にVPNが必要な業務は何か
    • 既にクラウド化できている業務は?

    ここを整理するだけで、VPN利用者はかなり減ります。


    ステップ②:ID管理とMFAを先に固める

    どんな方式でも、

    • IDが乗っ取られたら終わり

    なので、まずは

    • 統合ID管理
    • 多要素認証の全社導入

    を先行させるのが最も効果対コストが高い対策です。


    ステップ③:高リスク業務からZTNA・セキュアアクセス化

    • 管理者作業
    • 基幹システム
    • 個人情報を扱う業務

    ここからVPN以外の接続方式へ切り替えると、事故リスクを大幅に下げられます。


    なぜ今「VPN代替」が経営課題になっているのか

    最近のセキュリティ事故では、

    • 被害額:数千万〜数億円
    • 取引停止
    • 社会的信用の失墜

    といった影響が中小企業でも現実になっています。

    しかも侵入経路は、

    VPN or RDP(リモート接続)

    が圧倒的多数を占めています。

    つまりVPN対策は、

    • ITの話ではなく
    • 経営リスク対策そのもの

    という位置付けに変わってきているのです。


    まとめ:VPNをやめることより「社内に入れない設計」が本質

    VPN代替策の本質は、

    VPNを別の製品に置き換えること
    ではなく
    ネットワークに入れない構造を作ること

    にあります。

    中小企業でも、

    • クラウド直接アクセス
    • MFA徹底
    • ZTNAやセキュアアクセス導入
    • 社内システムの段階的クラウド化

    を組み合わせることで、無理なく脱VPNへ移行可能です。

    「全部ゼロトラストにしなきゃ」と考える必要はありません。
    VPNを減らすところから始めるだけでも、リスクは大きく下げられます。

  • 【2026年版】多要素認証(MFA)完全解説コラム

    【2026年版】多要素認証(MFA)完全解説コラム

    二段階認証との違いから仕組み・導入メリットまで徹底解説

    1. はじめに|なぜ今「多要素認証(MFA)」が必要なのか

    クラウドサービスやSaaSの普及により、業務システムは社内ネットワークの外から利用されることが当たり前になりました。その一方で、ID・パスワードの流出やフィッシング詐欺、不正ログイン被害は年々増加しています。

    かつては「強固なパスワードを設定すれば安全」と考えられていましたが、現在ではパスワード単体の認証はもはや十分な防御とは言えません
    このような背景から、多くの企業やサービスで導入が進んでいるのが**多要素認証(MFA:Multi-Factor Authentication)**です。

    本記事では、

    • 多要素認証(MFA)の基本概念
    • 二段階認証・二要素認証との違い
    • MFAの具体的な仕組み
    • 導入することで得られるメリット

    について、非エンジニアの方にも理解しやすい形で解説します。


    2. 多要素認証(MFA)とは何か

    多要素認証の定義

    多要素認証(MFA)とは、異なる種類の認証要素を2つ以上組み合わせて本人確認を行う認証方式です。
    重要なのは「要素の数」ではなく、要素の“種類”が異なることです。


    3. 認証を構成する3つの要素

    MFAで利用される認証要素は、一般的に次の3つに分類されます。

    ① 知識情報(Something You Know)

    本人だけが知っている情報です。

    • パスワード
    • 暗証番号(PIN)
    • 秘密の質問と回答

    もっとも古くから使われている認証方式ですが、漏洩や推測のリスクが高いという弱点があります。


    ② 所持情報(Something You Have)

    本人が物理的に所有しているものを使った認証です。

    • スマートフォン
    • ワンタイムパスワード(OTP)生成アプリ
    • ハードウェアトークン
    • ICカード、USBキー

    仮にパスワードが盗まれても、「端末を持っていない第三者」は突破できない点が強みです。


    ③ 生体情報(Something You Are)

    本人の身体的特徴を利用する認証方式です。

    • 指紋認証
    • 顔認証
    • 虹彩認証
    • 音声認証

    なりすましが非常に困難で、利便性とセキュリティを両立できる点から急速に普及しています。


    4. 多要素認証(MFA)の具体例

    MFAは、以下のような組み合わせで利用されます。

    • パスワード(知識情報)+ スマートフォンの認証アプリ(所持情報)
    • パスワード(知識情報)+ 指紋認証(生体情報)
    • ICカード(所持情報)+ PINコード(知識情報)

    このように、性質の異なる要素を組み合わせることで、単一要素認証に比べて安全性が飛躍的に向上します。


    5. 二段階認証・二要素認証との違い

    多要素認証と混同されやすい用語に、二段階認証二要素認証があります。
    これらは似ているようで、意味が異なります。


    二段階認証とは

    二段階認証とは、認証の手順が2回に分かれていることを指します。

    例:

    1. パスワード入力
    2. 秘密の質問に回答

    この場合、2回のステップはありますが、どちらも「知識情報」です。
    つまり、二段階認証=必ずしも安全、というわけではありません


    二要素認証とは

    二要素認証は、異なる2種類の認証要素を使う方式です。

    例:

    • パスワード(知識)+ スマートフォン(所持)

    これは定義上、多要素認証(MFA)の一種です。


    用語の整理

    用語意味
    二段階認証認証ステップが2回ある
    二要素認証異なる2種類の要素を使用
    多要素認証(MFA)異なる2種類以上の要素を使用

    👉 重要なのは「段階数」ではなく「要素の種類」 です。


    6. MFAの仕組み|なぜ突破されにくいのか

    パスワード認証の限界

    パスワードは以下の理由で攻撃されやすい認証方式です。

    • フィッシング詐欺で簡単に盗まれる
    • 他サービスからの使い回し
    • リスト型攻撃による自動突破

    どれほど複雑なパスワードを設定しても、「知識情報だけ」に依存する限り限界があります。


    MFAが有効な理由

    MFAでは、パスワードが漏洩しても次の壁が存在します。

    • スマートフォンを物理的に持っていない
    • 指紋・顔情報を複製できない

    このため攻撃者は、デジタル情報だけでなく物理的・生体的な要素まで突破する必要があり、攻撃コストが跳ね上がるのです。


    7. 多要素認証(MFA)を導入するメリット

    ① 不正ログイン対策として非常に有効

    Microsoftの調査でも、MFAを有効化することでアカウント攻撃の大半を防げるとされています。
    実務的にも、最も費用対効果の高いセキュリティ対策の一つです。


    ② ゼロトラスト時代の前提条件

    「社内だから安全」という考え方はすでに過去のものです。
    ゼロトラストセキュリティでは、すべてのアクセスを疑う前提で設計されており、MFAは必須要素となります。


    ③ コンプライアンス・ガイドライン対応

    金融、医療、公共分野を中心に、MFA導入は

    • 各種セキュリティガイドライン
    • クラウドサービスの利用条件

    として求められるケースが増えています。


    8. MFA導入時の注意点

    • 認証が煩雑すぎるとユーザーの負担が増える
    • SMS認証はSIMスワップ攻撃のリスクがある
    • 端末紛失時のリカバリー設計が重要

    そのため、利便性と安全性のバランスを取った設計が欠かせません。


    9. まとめ|SmartGateは「MFAを内包した実践的セキュリティ基盤」

    多要素認証(MFA)は、現代のサイバーセキュリティにおいて欠かせない仕組みです。
    そして重要なのは、**MFAを“単体の機能”として導入するか、“業務利用と一体で活用するか”**という視点です。

    SmartGateは、
    多要素認証(MFA)機能を標準で搭載したセキュアブラウザ型ソリューションであり、
    単なるログイン認証にとどまらない、実運用を前提としたセキュリティ対策を実現します。


    10. SmartGateに搭載されているMFAの位置づけ

    SmartGateのMFAは、

    • ID・パスワードだけに依存しない認証設計
    • 所持情報や端末情報を組み合わせた認証
    • 不正な第三者によるなりすましを防止

    といった形で、「正しい利用者かどうか」を確実に判定する入口の役割を担います。

    つまり、SmartGate単体で
    MFAを含む認証強化が完結できる設計になっています。


    11. 認証で終わらない|SmartGateが強い理由

    SmartGateの特徴は、MFAで本人確認を行った“その先”まで制御できる点にあります。

    一般的なMFA製品では、

    認証が通った後の操作は各クラウドサービス任せ

    となるケースが多く、

    • ダウンロード
    • コピー&ペースト
    • ファイル転送
    • 画面キャプチャ

    といった操作までは制御できません。

    一方SmartGateでは、
    MFAで認証したユーザーに対しても、ブラウザレベルで操作制御を適用できます。


    12. SmartGateが実現する「入口+利用中」の一体型セキュリティ

    SmartGateは、

    • MFAによる本人確認(入口対策)
    • 業務中の操作制御(情報持ち出し対策)
    • クラウドサービス横断の統一ポリシー

    を一つの仕組みで実現します。

    これにより、

    「MFAは入れたが、情報漏えいは防げない」

    というよくある課題を解消できます。


    13. おわりに|MFAを“形骸化”させないために

    MFAは導入しただけでは十分ではありません。
    業務で使われる現場に自然に組み込まれてこそ、真価を発揮します。

    SmartGateは、

    • MFAを標準搭載し
    • セキュアブラウザとして日常業務に溶け込み
    • 認証から利用中までを一貫して守る

    ことで、実効性のあるセキュリティ運用を支援します。

    クラウド活用が進む今こそ、
    「MFA+業務制御」を一体で考えるセキュリティ設計を検討してみてはいかがでしょうか。