セキュリティ対策の必要性は理解していても、「自社はどこまでできているのか」を正確に把握できている企業は多くありません。
ゼロトラスト、シャドーIT対策、MDMやSSOの導入など、個別の対策は進めていても、全体として見たときに抜け漏れがあるケースがほとんどです。
本記事では、企業が最低限確認すべきセキュリティ対策をチェックリスト形式で整理しました。
そのまま使える形になっているため、自社の現状把握と改善の優先順位付けに活用できます。
チェックの進め方
以下の各項目について、該当するものにチェックしてください。

- Yes:対応できている
- No:未対応
- △:一部のみ対応
最後に、全体の傾向から現在のリスクレベルを判断します。
① 現状把握・可視化(シャドーIT対策)
- 利用中のクラウドサービスを一覧化できている
- 非公式ツール(シャドーIT)の有無を把握している
- 誰がどのサービスを使っているか把握している
- 外部サービスへのアクセスログを確認できる
- 新規サービス利用時の申請ルールがある
② 認証・アカウント管理
- シングルサインオン(SSO)を導入している
- 多要素認証(MFA)を利用している
- パスワードの使い回しを禁止している
- アカウントの権限管理ができている
- 退職者アカウントの削除ルールがある
③ 端末管理(スマホ・PC)
- 業務端末を管理できている
- 私物端末(BYOD)の利用ルールがある
- 端末の画面ロックが義務化されている
- 紛失時の対応ルールが明確
- アプリのインストール制限がある
④ データ管理・アクセス制御
- ファイル共有ルールが定められている
- 外部共有の制限がある
- 機密データの保存場所が決まっている
- データ持ち出しの制御ができている
- アクセス権限の定期見直しをしている
⑤ 運用・ルール・教育
- セキュリティポリシーが整備されている
- 社員へのセキュリティ教育を実施している
- インシデント対応フローがある
- 定期的な見直しを行っている
- 現場の運用とルールが一致している
⑥ ゼロトラスト対応状況
- 社内外問わずアクセス制御を行っている
- ユーザー・端末単位でアクセスを制御している
- クラウド利用前提の設計になっている
- 認証基盤が一元化されている
- 段階的なセキュリティ導入計画がある
診断結果の目安
● Yesが25個以上
基本的な対策は整っています。
ただし、運用の継続と見直しが重要です。
● Yesが15〜24個
対策は進んでいますが、抜け漏れがあります。
優先順位をつけて改善が必要です。
● Yesが14個以下
セキュリティリスクが高い状態です。
基盤からの見直しを検討する必要があります。

チェック後にやるべきこと
チェック結果をもとに、次のアクションを整理します。
- 可視化が弱い → シャドーIT対策から着手
- 認証が弱い → SSO・MFAの導入検討
- 端末管理が弱い → MDMの導入
- 全体がバラバラ → ロードマップ設計
重要なのは、すべてを一度にやろうとしないことです。
セキュリティ対策は「順番」が重要
チェックリストで見えてくるのは、「何が足りないか」だけではありません。
「どの順番でやるべきか」が重要です。

基本の流れは以下です。
- 可視化
- 認証基盤
- 端末・アクセス制御
- 運用
この順序で進めることで、無理なく対策を定着させることができます。
まとめ|まずは現状を知ることから
セキュリティ対策は、「何を導入するか」よりも
**「自社がどの状態にあるか」**を把握することが重要です。
このチェックリストを起点に、
- 抜けている対策
- 優先順位
- 次にやるべきこと
を整理することで、現実的な改善につなげることができます。
・セキュリティツール導入手順とは?失敗しない進め方と実務で使えるステップを解説
・【2026年最新版】BYODのリスクと対策を徹底解説|企業が失敗しない導入ガイド
診断結果をもとに次の一手を整理したい方へ
チェックしてみて、
- 何から始めるべきか分からない
- 自社に合った対策を整理したい
- 優先順位を具体的に決めたい
と感じた場合は、導入前の設計を見直すタイミングです。
弊社では、SSOソリューション「Smart Gate」を活用した認証基盤の整備を中心に、
セキュリティ対策全体のロードマップ設計をご支援しています。
ツールの導入だけでなく、「どの順番で進めるか」まで含めて整理することが可能です。
まずは現状の診断結果をもとに、お気軽にご相談ください。



執筆者:メディアマート株式会社 マーケティングチーム
クラウドPBX、セキュアブラウザ等のユニファイドコミュニケーションやネットワークセキュリティに関わる事業を15年運営。業界の最新常識やトレンド情報を発信しています。
