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VPNだけでは不十分?ゼロトラスト時代に見直したい安全なアクセス管理とは

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リモートワークやクラウド利用が広がる中で、「VPNを導入しているから安全」と考える企業は少なくありません。実際、VPNは長年にわたり社外から社内ネットワークへ安全に接続するための代表的な仕組みとして利用されてきました。

しかし現在は、

  • BYODの普及
  • クラウドサービス利用増加
  • 外部アクセスの常態化

によって、従来型VPNだけでは対応しきれない課題が増えています。

その中で注目されているのが「ゼロトラスト」という考え方です。

本記事では、VPNの役割と限界、ゼロトラストが必要とされる背景、そして現実的なアクセス管理の考え方をわかりやすく解説します。


VPNはなぜ広く使われてきたのか

VPN(Virtual Private Network)は、インターネット上に安全な通信経路を作る仕組みです。

主に、

  • 社外から社内へ接続
  • リモートワーク
  • 拠点間接続

などで利用されてきました。

VPNによって通信を暗号化することで、社外からでも安全にアクセスできるようになります。

特にリモートワーク拡大時には、多くの企業がVPNを急速に導入しました。


VPNだけでは不十分と言われる理由

VPNは重要な仕組みですが、現在の業務環境では“VPNだけ”では対応しきれないケースが増えています。


一度接続すると広くアクセスできる

従来型VPNでは、VPN接続後に広範囲へアクセスできる構成が多く存在します。

つまり、

  • 認証突破
  • 端末乗っ取り

が発生した場合、内部ネットワークへの侵入範囲が広がる可能性があります。


BYOD時代との相性

現在は、私物スマートフォンや私用PCを業務利用するケースも増えています。

しかしVPNは、

  • 「接続」自体は確認できても
  • 「端末の安全性」までは保証できない

ケースがあります。

そのため、

  • 古いOS
  • セキュリティ未更新端末
  • 私用アプリ混在端末

でも接続できてしまうリスクがあります。


👉 BYODは本当に危険?企業が許可するための条件と安全な運用ルール


クラウド時代とのズレ

現在は、

  • Google Workspace
  • Microsoft 365
  • 各種SaaS

など、クラウド利用が中心になっています。

つまり、

「社内ネットワークへ入る」

こと自体が以前ほど重要ではなくなっています。

その結果、

  • VPNを経由してクラウドへ行く
  • 一度社内へ入れてから外へ出る

という構成が、効率面・運用面で負担になるケースも増えています。


ゼロトラストとは何か

そこで重要になるのが「ゼロトラスト」の考え方です。

ゼロトラストとは、

「社内だから安全」

と考えず、

「毎回アクセスを確認・検証する」

という考え方です。

つまり、

  • ユーザー確認
  • 端末確認
  • アクセス先確認

を都度行う前提になります。


ゼロトラストで重要になる要素

SSO(シングルサインオン)

認証を一元管理し、アクセス管理を統制します。


MFA(多要素認証)

パスワードだけに依存せず、不正ログインリスクを下げます。


端末管理(MDM)

安全な端末かどうかを確認します。


アクセス制御

必要なサービスにだけアクセスさせます。


👉 「MDMとは?中小企業にも必要?スマホ・BYOD時代の端末管理をわかりやすく解説


VPNは不要になるのか?

ここは誤解されやすいポイントです。

結論から言うと、

「VPNが不要になる」というより、

「VPNの役割が変わる」

という考え方が現実的です。

例えば、

  • 一部システム接続
  • 特定業務
  • 社内限定サービス

ではVPNが引き続き必要なケースもあります。

重要なのは、

VPNだけに依存しないこと

です。

左:VPNだけ 右:認証・制御あり

現実的な移行ステップ

ゼロトラストは、一気に全て切り替えるものではありません。

段階的に進めることが重要です。


ステップ① MFA導入

まずは認証強化から始めます。


ステップ② SSO導入

認証を一元管理します。


ステップ③ 端末管理

MDMなどで端末状態を把握します。


ステップ④ アクセス制御

必要最小限のアクセスへ整理します。


👉パスワード管理はもう限界?企業がやるべき認証強化と安全な運用方法


フリーWi-Fi・外部アクセス時代の課題

現在は、

  • カフェ
  • 自宅
  • 外出先

など、さまざまな場所からアクセスする時代です。

つまり、

「社内ネットワークだけ守ればいい」

という考え方は難しくなっています。


👉 フリーWi-Fiは危険?外出先・カフェ業務で企業が注意すべきセキュリティ対策


VPN依存で起きやすい問題

  • 接続遅延
  • 管理負荷増加
  • 利用者ストレス
  • アクセス権限の肥大化

など、運用面の課題も増えています。

そのため現在は、

  • 認証
  • 端末
  • アクセス制御

を組み合わせた考え方が重要になっています。


まとめ|“接続”ではなく“確認”の時代へ

これまでのセキュリティは、

「安全なネットワークへ接続する」

考え方が中心でした。

しかし現在は、

  • クラウド利用
  • BYOD
  • 外部アクセス

が前提になっています。

そのため、

「誰が」「どの端末で」「何へアクセスするか」

を毎回確認するゼロトラスト型の考え方が重要になっています。

VPNは今後も必要な場面がありますが、

「VPNだけで守る」

時代ではなくなっています。


VPN依存から見直したい企業様へ

現在の業務環境では、

  • 認証強化
  • アクセス制御
  • 端末管理

を組み合わせた設計が重要になっています。

弊社では、SSOソリューション「Smart Gate」を活用し、多要素認証やアクセス制御を組み合わせた安全なアクセス環境構築をご支援しています。

VPN依存を見直し、より安全で運用しやすい環境を検討したい方は、お気軽にご相談ください。

執筆者:メディアマート株式会社 マーケティングチーム

クラウドPBX、セキュアブラウザ等のユニファイドコミュニケーションやネットワークセキュリティに関わる事業を15年運営。業界の最新常識やトレンド情報を発信しています。