「うちは専任の情シスがいないから、セキュリティまで手が回らない」
これは、多くの中小企業で共通する悩みです。
現在は、
- クラウド利用
- リモートワーク
- BYOD
- 外部アクセス
が一般化し、中小企業でもセキュリティ対策の重要性が急速に高まっています。
しかし一方で、
- IT専任担当がいない
- 社長や総務が兼任している
- システム管理が属人化している
という企業も少なくありません。
そのため、
「大企業と同じレベルを目指す」
よりも、
「限られた人員でも事故を減らせる運用」
を作ることが重要になります。
本記事では、情シス専任担当がいない中小企業でも実践しやすい、現実的なセキュリティ対策を解説します。
中小企業でもセキュリティ対策が必要な理由
「うちは小さい会社だから狙われない」
という考えは危険です。
現在の攻撃は、
- 自動攻撃
- フィッシング
- パスワードリスト攻撃
など、企業規模に関係なく広範囲に行われています。
特に、
- Microsoft 365
- Google Workspace
- クラウドサービス
などを利用している企業は、インターネット経由で常に接続されている状態です。
つまり、中小企業でも十分に攻撃対象になります。
情シス不在企業で起きやすい問題
管理が属人化する
- 社長だけ分かる
- 一部社員しか設定を知らない
- パスワード管理が曖昧
など、“人依存”になりやすくなります。

ルールが存在しない
- 私物スマホ利用
- フリーWi-Fi利用
- クラウド利用
などが、現場判断で運用されているケースも少なくありません。
事故対応が後手になる
トラブル発生時に、
- 誰へ連絡するか
- 何を止めるか
- どう対応するか
が整理されていないため、初動が遅れやすくなります。
👉 セキュリティ事故が起きたときの初動対応|企業がやるべき対応フロー完全ガイド
まず優先してやるべき対策

パスワード管理
まず最優先なのは、アカウント管理です。
現在でも、
- 使い回し
- 共通アカウント
- メモ管理
が原因の事故は非常に多くあります。
最低限やるべきこと
- 長いパスワード利用
- 使い回し禁止
- 管理者アカウント整理
- MFA導入
を進めます。
👉 パスワード管理はもう限界?企業がやるべき認証強化と安全な運用方法
MFA(多要素認証)
現在は、パスワードだけでは防ぎきれません。
そのため、
- ワンタイムコード
- スマホ認証
- 生体認証
などを追加するMFAが重要になります。
特に、
- メール
- Microsoft 365
- Google Workspace
には優先的に導入したい対策です。
BYODルールを作る
私物スマートフォン利用が増えている企業では、
- 画面ロック
- 紛失時報告
- OS更新
など、最低限のルール整備が必要です。
👉 BYODは本当に危険?企業が許可するための条件と安全な運用ルール
“全部禁止”にしない
情シスがいない企業ほど、
「危険だから禁止」
に寄りがちです。
しかし現実には、
- 外出先業務
- スマホ利用
- クラウド利用
を完全禁止するのは難しくなっています。
そのため重要なのは、
「どういう条件なら安全か」
を決めることです。
フリーWi-Fi・外部アクセス対策
現在は、
- カフェ
- 自宅
- ホテル
などから仕事をするケースも増えています。
しかし、
- VPNなし利用
- 公共Wi-Fi利用
- 私物端末利用
にはリスクがあります。
👉 フリーWi-Fiは危険?外出先・カフェ業務で企業が注意すべきセキュリティ対策
教育を“難しくしない”
中小企業では、
「難しいセキュリティ教育」
よりも、
「事故を減らす共有」
の方が現実的です。
例えば、
- 怪しいメールを開かない
- 外で機密情報を扱わない
- パスワードを共有しない
など、日常行動ベースで共有します。
👉 セキュリティ教育は何をやればいい?中小企業向け“現実的な社員教育”の進め方
情シス不在企業ほど“仕組み化”が重要
ここは重要なポイントです。
専任担当がいない企業ほど、
- 人手
- 管理負荷
- 属人化
の問題が起きやすくなります。
そのため現在は、
- SSO
- MFA
- MDM
- アクセス制御
など、“人に依存しすぎない運用”が重要になっています。
SSOで管理を簡素化
サービスごとに管理するのではなく、
- 認証
- アカウント管理
- アクセス制御
をまとめることで、運用負荷を減らせます。
MDMで端末管理
スマホやBYOD端末を可視化・制御します。
👉 MDMとは?できることと導入メリットをわかりやすく解説|スマホ管理の基本
ゼロトラスト型の考え方
現在は、
「社内だから安全」
という前提ではなく、
「毎回確認する」
考え方が重要になっています。
👉 VPNだけでは不十分?ゼロトラスト時代に見直したい安全なアクセス管理とは
完璧より“事故を減らす”
中小企業で重要なのは、
「完璧なセキュリティ」
ではありません。
むしろ、
- 起きやすい事故を減らす
- 被害を小さくする
- ミス前提で設計する
ことが現実的です。
まとめ|情シス不在でも“仕組み”で守れる
現在のセキュリティ対策は、
- 人の注意
- IT担当者の頑張り
だけでは限界があります。
だからこそ、
- MFA
- SSO
- MDM
- アクセス制御
など、“管理しやすい仕組み”を整えることが重要になっています。
情シス専任担当がいない企業でも、優先順位を整理しながら進めることで、現実的にセキュリティレベルを高めることは可能です。
情シス不在でも運用しやすい環境を整えたい企業様へ
現在は、
- クラウド利用
- BYOD
- 外部アクセス
など、中小企業でも管理が複雑化しています。
弊社では、SSOソリューション「Smart Gate」を活用し、多要素認証やアクセス制御を組み合わせた“運用しやすいセキュリティ環境”構築をご支援しています。
「専任担当がいない」
「できるだけ管理負荷を減らしたい」
といった場合は、お気軽にご相談ください。



執筆者:メディアマート株式会社 マーケティングチーム
クラウドPBX、セキュアブラウザ等のユニファイドコミュニケーションやネットワークセキュリティに関わる事業を15年運営。業界の最新常識やトレンド情報を発信しています。
