お役立ちコラム集

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タグ: アクセス制御

  • 社外からでも安全に業務システムへアクセスできる環境の重要性

    社外からでも安全に業務システムへアクセスできる環境の重要性

    社外アクセスが前提となった現代の業務環境

    近年、多くの企業で働き方が大きく変化している。
    外部パートナーへの業務委託、現場常駐スタッフの増加、営業や保守担当の直行直帰など、「社内ネットワークの内側」だけで業務が完結するケースは確実に減ってきている。

    それに伴い、業務システムへのアクセスも社外から行うことが当たり前になった。一方で、「どこからでも使えるようにする」ことを優先するあまり、アクセスの入口に対する設計が十分に見直されていない企業も少なくない。

    働き方の変化と業務委託の増加

    業務の一部を外部に委託することは、コストや専門性の面で大きなメリットがある。
    しかし、委託先に社内システムを使わせる場合、その都度VPNやIDを発行し、運用でカバーしているケースも多い。

    このような運用は短期的には対応できても、委託先が増えるほど管理が煩雑になり、結果としてセキュリティホールを生みやすくなる。

    社内ネットワーク前提の限界

    従来は「社内ネットワークに入れてしまえば安全」という考え方が一般的だった。
    しかし、社外からのアクセスが前提となった現在、その前提自体が成り立たなくなっている。

    重要なのは、どこから接続しているかではなく、「誰が・どの端末で・どのシステムにアクセスしているのか」を正確に把握し、制御できているかどうかだ。

    外部委託・現場社員が抱えるアクセスの課題

    社外アクセスを必要とするのは、外部委託先だけではない。
    建設、物流、小売、保守といった業種では、現場社員が日常的に社外から業務システムへアクセスしている。

    外部業務委託先とのシステム共有

    外部委託先にも社内と同じ業務システムを使わせたい、という要望は多い。
    しかし、フルアクセスを許可してしまうと、必要以上の情報に触れられるリスクが生じる。

    また、契約終了後のアカウント削除漏れなど、「使われないはずのID」が残り続ける問題も起こりがちだ。

    現場社員・私物端末利用のリスク

    現場社員が個人のスマートフォンやタブレットからアクセスするケースでは、端末管理の問題も無視できない。
    端末紛失やマルウェア感染が起きた場合、情報漏えいに直結する可能性がある。

    利便性を優先するあまり、リスクが見えにくくなっている点が大きな課題だ。

    従来型セキュリティ対策の問題点

    こうした課題に対し、VPNやID・パスワード認証で対応している企業は多い。
    しかし、それらは必ずしも最適な解決策とは言えない。

    VPN運用の負担と限界

    VPNは社内ネットワークへの入口を丸ごと開放する仕組みであり、設定や運用の負荷が高い。
    利用者が増えるほど管理が煩雑になり、トラブル対応も増加する。

    ID・パスワード認証の脆弱性

    IDとパスワードだけに依存した認証では、情報漏えいや不正利用を完全に防ぐことは難しい。
    特に社外アクセスが前提となる環境では、より強固なアクセス制御が求められる。

    SmartGateが実現する安全な業務アクセス

    こうした背景を踏まえ、注目されているのがSmartGateだ。
    SmartGateは、社内ネットワークの外からでも、安全に業務システムへアクセスできる環境を構築するためのソリューションである。

    アプリケーション単位でのアクセス制御

    SmartGateでは、社内ネットワーク全体を公開するのではなく、必要な業務システムだけを外部に安全に公開できる。
    利用者ごとにアクセス可能なシステムを限定できるため、不要な権限付与を防げる。

    利便性とセキュリティの両立

    端末や利用状況に応じた制御が可能なため、現場社員や外部委託先でも無理なく利用できる。
    VPNに比べて運用負荷を抑えつつ、アクセス状況の可視化も実現できる点が特長だ。

    社外アクセス時代に求められる新しい考え方

    外部委託や現場業務の拡大は、今後さらに進んでいく。
    だからこそ、「社内か社外か」という視点ではなく、アクセスの正当性を常に確認する仕組みが重要になる。

    SmartGateは、働き方の変化を制限するのではなく、前提として受け入れたうえで、安全な業務環境を支える選択肢だ。
    社外からのアクセスをリスクではなく、強みへと変えるための基盤として、導入を検討する価値は高い。

    執筆者:メディアマート株式会社 マーケティングチーム

    クラウドPBX、セキュアブラウザ等のユニファイドコミュニケーションやネットワークセキュリティに関わる事業を15年運営。業界の最新常識やトレンド情報を発信しています。

  • 【2026年版】リモートワーク普及時に、改めて考えるべきセキュリティ対策の要点

    【2026年版】リモートワーク普及時に、改めて考えるべきセキュリティ対策の要点

    コロナ禍をきっかけに一気に普及したリモートワークだが、現在では「一部常態化」「ハイブリッド型」へと形を変え、多くの企業で定着しつつある。一方で、導入当初の暫定対応のまま運用が続き、セキュリティ上のリスクが放置されているケースも少なくない。

    リモートワークは「便利さ」と引き換えに、社内ネットワークという防御壁を失う働き方でもある。改めて、普及・定着させる際に注意すべきセキュリティの観点を整理しておきたい。


    1. 最大のリスクは「社外からのアクセス前提」になること

    従来のオフィスワークでは、

    • 社内LAN
    • 社内設置のサーバ
    • 入退室管理

    といった物理的・論理的な境界が一定のセキュリティを担保していた。しかしリモートワークでは、従業員は自宅や外出先から社内システムへアクセスする。

    つまり、

    • 不正ログイン
    • なりすまし
    • 盗聴・中間者攻撃

    といった外部からの脅威に常時さらされる状態になる。この前提が変わったことをまず認識する必要がある。


    2. 個人端末利用(BYOD)がもたらす管理不能リスク

    リモートワーク導入時によく見られるのが、
    「とりあえず個人PCで業務OK」とする運用だ。

    しかし個人端末は、

    • OSやソフトの更新状況が不明
    • ウイルス対策が未導入
    • 家族との共用
    • 紛失・盗難時の対応不可

    といった管理不能なリスクを多く抱えている。

    特に情報漏洩事故の多くは、高度なハッキングではなく、端末紛失やマルウェア感染が原因である。
    業務端末を会社管理下に置く、もしくはMDM等で最低限の制御を行うことが不可欠だ。


    3. VPNだけに頼る設計はすでに限界

    リモートワーク=VPN、という構図は今も多い。しかし、

    • VPN接続後は社内と同じ権限になる
    • ID・パスワード流出時の被害が大きい
    • 利便性低下による形骸化

    といった問題も顕在化している。

    近年は「ゼロトラスト」の考え方が主流になりつつあり、

    • 接続元
    • 端末状態
    • ユーザー属性

    などを都度検証する仕組みが重要視されている。
    「VPNがあるから安全」ではなく、誰が・どの端末で・何にアクセスするかを細かく制御する発想への転換が必要だ。


    4. ID管理と多要素認証(MFA)は必須条件

    リモート環境ではIDが“鍵”そのものになる。
    にもかかわらず、

    • 使い回しパスワード
    • 退職者IDの放置
    • パスワードのみの認証

    といった運用が続いている企業は多い。

    最低限、

    • IDの一元管理
    • 定期的な棚卸し
    • 多要素認証(MFA)の導入

    は必須だ。特にクラウドサービス利用が前提となる現在、ID管理の甘さ=即情報漏洩につながる。


    5. 技術対策だけでは不十分、最後は「人」

    どれだけ仕組みを整えても、

    • フィッシングメールを開く
    • 私用クラウドにデータ保存
    • 公共Wi-Fiで業務

    といった行動があればリスクはゼロにならない。

    リモートワークでは、従業員一人ひとりが“セキュリティ境界”になる
    そのため、

    • 定期的なセキュリティ教育
    • ルールの明文化
    • 「なぜ必要か」を理解させる説明

    が不可欠だ。ルールだけ押し付けても形骸化する。


    SmartGateのようなID基盤が、リモートワーク時代の“要”になる

    ここまで見てきた通り、リモートワーク環境におけるセキュリティの本質は、
    「どこから接続しているか」ではなく、**「誰が・どの端末で・何にアクセスしているか」**を正しく制御できているかにある。

    その中核を担うのがID管理と認証基盤だ。

    SmartGateのようなID管理・シングルサインオン(SSO)ソリューションを活用することで、

    • クラウド・社内システムを横断したIDの一元管理
    • 多要素認証(MFA)による不正ログイン対策
    • 退職者・異動者のアクセス権限を即時に反映
    • 利便性を損なわないセキュリティ強化

    といった、リモートワークに不可欠な要件を現実的な運用コストで実現できる。

    特に中小・中堅企業においては、
    「VPNを増設する」「個別にセキュリティ製品を継ぎ足す」よりも、
    IDを起点に全体を整理する方が、結果として安全でシンプルになるケースは多い。

    リモートワークを“なんとなく続ける”のではなく、
    これからの働き方として定着させるのであれば、
    SmartGateのようなID基盤を軸に、セキュリティ設計を見直すことが、次の一手になるだろう。


    まとめ:リモートワークは「設計し直す」べき働き方

    リモートワークは一時的な施策ではなく、業務設計・セキュリティ設計そのものを見直すテーマである。
    重要なのは、

    • 境界防御からID中心へ
    • 管理不能な端末を減らす
    • 利便性と安全性のバランス
    • 人を含めた運用設計

    この4点を押さえた上で、自社に合った形を選ぶことだ。

    「とりあえず続けているリモートワーク」こそ、
    今一度、セキュリティの観点から見直すタイミングに来ていると言えるだろう。

  • 【3分かんたん解説】多要素認証(MFA)とは何か?

    【3分かんたん解説】多要素認証(MFA)とは何か?

    なぜ今、企業セキュリティの“前提条件”になっているのか

    近年、企業の情報漏洩事故の多くは「不正ログイン」を起点として発生しています。その原因の大半は、IDとパスワードだけに依存した単要素認証です。
    この課題に対する最も現実的かつ効果的な対策が、**多要素認証(Multi-Factor Authentication:MFA)**です。

    MFAは「セキュリティを強化する追加オプション」ではなく、もはやクラウド時代における必須インフラといっても過言ではありません。


    多要素認証の基本構造

    「3つの要素」の組み合わせ

    多要素認証とは、以下の異なる性質の認証要素を2つ以上組み合わせる認証方式です。

    1. 知識情報(Something you know)
       ・パスワード
       ・PINコード
       ・秘密の質問
    2. 所持情報(Something you have)
       ・スマートフォン
       ・ワンタイムパスワード(OTP)トークン
       ・ICカード、USBキー
    3. 生体情報(Something you are)
       ・指紋
       ・顔認証
       ・虹彩認証

    重要なのは「2段階認証=MFA」ではない点です。
    同じ要素を2回使っても多要素にはならないため、
    例:

    • パスワード+秘密の質問 → ❌
    • パスワード+スマホOTP → ⭕

    という違いがあります。


    MFAが必須になった背景

    パスワードは“もう守れない”

    MFAが急速に普及した背景には、以下の現実があります。

    • フィッシング攻撃の高度化
    • ダークウェブでのID・パスワード流通
    • パスワード使い回しの常態化
    • クラウド利用による社外アクセス増加

    特にSaaSやクラウドサービスでは「社内ネットワーク」という境界が消え、
    認証=セキュリティの最前線になっています。

    実際、MicrosoftやGoogleは
    「MFAを導入するだけで不正ログインの9割以上を防げる」
    と公表しており、対費用効果の面でも極めて優秀です。


    多要素認証の代表的な方式

    1. ワンタイムパスワード(OTP)

    • SMS認証
    • 認証アプリ(Google Authenticator等)

    導入しやすい一方、SMSはSIMスワップ攻撃のリスクがあります。

    2. プッシュ認証

    スマホに「ログイン許可」の通知を送り、タップで認証。
    ユーザー体験が良く、近年主流になりつつあります。

    3. ハードウェアトークン

    物理デバイスを用いるため安全性は高いが、管理コストが課題。

    4. 生体認証

    利便性が高く、パスワードレス化とも相性が良い方式です。


    MFA導入で失敗しやすいポイント

    多要素認証は「入れれば終わり」ではありません。
    よくある失敗例として、

    • 利便性を無視して現場に嫌われる
    • SaaSごとにMFAがバラバラ
    • 例外運用(管理者・特権ID)が甘い
    • BYODや私物スマホとの整理不足

    といった点があります。

    重要なのは「セキュリティ」と「業務効率」の両立です。


    MFAは“単体”ではなく“統合”が鍵

    現実の企業環境では、

    • Microsoft 365
    • Google Workspace
    • 各種業務SaaS
    • VPN、VDI、リモートアクセス

    など複数のシステムが混在します。

    そのため、
    ID管理・SSO・アクセス制御とMFAを一体で設計すること
    が、運用負荷とセキュリティ強度を両立するポイントになります。


    SmartGateが担う役割

    MFAを「現実解」にするために

    こうした背景の中で、SmartGateは
    多要素認証を含む統合的なアクセス制御基盤として位置づけられます。

    • SSOとMFAを組み合わせた一元管理
    • クラウド/オンプレ混在環境への対応
    • 利用者・デバイス・場所に応じた柔軟な認証制御
    • 過度な操作を強いないユーザー体験設計

    「強いけれど使われないセキュリティ」ではなく、
    “業務を止めずに守る”ためのMFA運用を実現できる点が特徴です。


    まとめ

    MFAは「導入」ではなく「設計」の時代へ

    多要素認証は、

    • 情報漏洩対策
    • クラウド活用
    • テレワーク・BYOD
    • ゼロトラスト

    すべての土台となる技術です。

    これからの企業に求められるのは、
    MFAをどう組み込み、どう運用するかという視点です。

    SmartGateのような統合型ソリューションを活用しながら、
    自社の業務とリスクに合った認証設計を行うことが、
    これからのセキュリティ対策の“スタンダード”になっていくでしょう。

  • VPNリプレースの現実解 ― 情報漏洩事件増加の今こそ、ネットワークを再設計するタイミング

    VPNリプレースの現実解 ― 情報漏洩事件増加の今こそ、ネットワークを再設計するタイミング

    近年、企業で発生する情報漏洩事件の原因として**「VPN経由での侵入」**が急増している。
    特に旧式VPN装置の脆弱性放置パスワード認証のみの運用多要素認証未対応といった“古い設計のまま”利用され続けているVPNは、攻撃者にとって格好の狙い目だ。
    国内外の重大インシデントでも、VPN機器のゼロデイ脆弱性を突かれた例や、退職者のアカウント悪用による不正接続が多数報告されており、「VPN=安全」の時代は完全に終わったと言える。

    こうした背景から今、VPNのリプレースは**単なる機器交換ではなく、企業のガバナンスを立て直す“安全保障プロジェクト”**へと変わりつつある。


    ■ なぜVPNは情報漏洩の原因になりやすいのか

    VPNが狙われやすい理由は、技術的な問題だけではなく“運用構造”にも根深い要因がある。

    1. 境界モデル依存

    VPNに入れば“社内ネットワークと同じ権限”を得られるため、侵害された瞬間に攻撃範囲が一気に広がる。
    攻撃者はあえてVPNを狙うことで、侵入後の lateral movement(横移動)が容易になる。

    2. 多要素認証未導入の企業がまだ多い

    MFA未対応VPNは、攻撃者にとって最も手軽な侵入口。
    セット販売された機器でも、運用でMFAが無効化されているケースが非常に多い。

    3. 老朽化機器の脆弱性放置

    VPN機器はEOSLやファーム更新停止が多く、脆弱性パッチを当てられないケースが実際に起きている。
    攻撃者はこの“放置VPN”を自動スキャンで狙い撃ちする。

    これらの要因が重なり、VPNは“組織の最も危険な入口”になってしまった。


    ■ VPNリプレースは“製品置き換え”ではなく“ネットワークの再設計”

    VPNを刷新する上で重要なのは、VPNの役割そのものを再定義することだ。

    接続対象は何か?

    SaaS利用が増えた今、
    「すべてVPN経由にする」こと自体がもう時代遅れになっている。

    守るべき資産はどこにあるのか?

    • オンプレ資産が多い
    • 工場ネットワークがある
    • マルチクラウド運用が主流
      によって、必要なアクセス経路は大きく変わる。

    運用負荷とガバナンスは適正か?

    VPN機器保守・拠点装置管理・証明書更新・ルール管理……
    どれも人手とコストを食うため、放置されがちで、そのことが“穴”を生んでいる。

    こうした現状を踏まえると、VPNリプレースはVPNの延命ではなく
    ネットワークの未来図(クラウド・セキュリティ・運用)をまとめて再設計するプロセスであるべきだ。


    ■ リプレース候補アーキテクチャ(VPNからの脱却度を段階別に)

    ここでは“VPN代替”ではなく“現場の成熟度に応じた選択肢”として提示する。

    ① VPNリプレース(最新VPN+アクセス制限強化)

    • 老朽化環境のリフレッシュ
    • MFA必須化
    • 端末状態チェックの追加
    • SaaS向けトラフィックはVPNを経由させない

    最小限の変化でセキュリティを強化。

    ② ハイブリッド構成(VPN+クラウドゲートウェイ)

    • オンプレ資産をVPN
    • SaaSアクセスはSWG/CASBで直接
    • 拠点回線最適化

    VPNの負荷とリスクを削減しつつ段階的に移行可能。

    ③ ゼロトラスト統合(ZTNA+SWG+EDR)

    • VPNを“必要な業務だけ”に縮小または撤廃
    • ID/エンドポイント起点で全アクセスを制御
    • 原則「入口=VPN」をやめる設計

    VPNの仕組み自体に起因するリスクから脱却できる。


    ■ プロジェクトでつまずきやすいポイント

    VPNリプレース現場では、技術より“社内の合意形成”が難所になる。

    ● 現行維持派の説得

    「今のVPNで困っていない」という声に対しては
    **“情報漏洩事故の多くがVPNが原因”**という外部事例と、
    自社の運用負荷の見える化が効果的。

    ● レガシー機器・工場ネットワークの影響

    PLC・制御系・拠点独自ネットワークがVPN依存しているケースは要注意。
    影響範囲の棚卸しが欠かせない。

    ● VPN停止=ゼロトラスト化と誤解される

    ゼロトラストは理念であり、製品名ではない。
    VPN撤廃は数ある要素のひとつにすぎない。

    ■ まとめ:VPNリプレースは「安全と運用の両立」を実現する再設計プロジェクト

    VPNを原因とした情報漏洩の増加は、従来型VPNの限界を明確に示している。
    そのため、VPNリプレースは単に「次のVPN製品を選ぶ作業」ではなく、

    • 認証とアクセス制御の体系
    • ネットワークのトラフィック設計
    • 端末管理とセキュリティ基盤
    • 運用ガバナンスと拡張性

    これらを包括的に見直す重要な機会となる。

    VPNの交換を“延命”として捉えるのではなく、
    ネットワークとセキュリティの役割分担を描き直す変革プロセスと捉えることで、
    クラウド時代に適合した強靭なIT基盤へと移行できる。


    ■ リプレース候補としての「SmartGate」という選択肢

    VPNリプレースを検討する企業では、
    「VPNの運用負荷を減らしつつ、クラウド利用に最適化されたアクセス制御をどう実装するか」
    という課題がよく挙がる。

    その文脈で近年注目されているのが、SmartGate のような“ネットワークと認証を統合的に扱う”ソリューションだ。

    SmartGate は VPN の後継を名乗るものではないが、

    • ユーザー/端末の状態に基づくアクセス制御
    • SaaS とオンプレ双方を扱うハイブリッドアクセス
    • ログ・可視化を中心とした運用ガバナンス強化

    といった特徴により、
    **「VPN負荷軽減」「ゼロトラスト移行の第一歩」「段階的な移行」**といったニーズに適した“リプレース候補のひとつ”として評価されている。

    企業にとって最適な答えは一律ではないが、
    VPNの老朽化と情報漏洩リスクが高まる今、
    SmartGate のような新しい設計思想を持つサービスを選択肢に含めて比較することで、
    より現実的かつ安全性の高いリプレース計画を描くことができるだろう。

  • シングルサインオンとセキュアブラウザの最適構成

    シングルサインオンとセキュアブラウザの最適構成

    “入り口管理”と“データ保護”を両立するための新常識

    クラウド活用が業務の中心となった現在、多くの企業が「SSO(シングルサインオン)」を導入しています。
    ID・パスワードの統合管理は、利便性向上だけでなくセキュリティ強化にも直結するため、多くの組織が取り組むべき基盤と言えます。しかし、SSOだけでは防げないリスクが増えていることも事実です。

    そこで注目されているのが、「セキュアブラウザ」との組み合わせによる多層防御です。
    本コラムでは、SSOとセキュアブラウザをどのように組み合わせると安全かつ快適な業務環境が実現できるのかを、構成例を交えて解説します。

    セキュアブラウザとは何か?仕組みやメリットを徹底解説 – コラム集

    シングルサインオン(SSO)とは?SmartGateで安全・便利なアクセス管理 – コラム集


    SSOは“入り口のセキュリティ”、セキュアブラウザは“出口のセキュリティ”

    まず整理しておくべきなのは、SSOとセキュアブラウザは役割がまったく異なる技術だという点です。

    SSOの役割

    • 複数クラウドサービスの認証を一元化
    • 多要素認証(MFA)や条件付きアクセスで“誰がアクセスできるか”を管理
    • ログイン履歴の把握や異常検知など、IDを軸にしたセキュリティ強化が可能

    つまりSSOは、いわば「建物への入り口」を管理する門番に近い存在です。

    セキュアブラウザの役割

    • ダウンロード禁止、コピー&ペースト禁止など“データを端末に残さない”
    • キャッシュ非保持、スクリーンショット禁止など、情報漏洩の出口を抑制
    • BYOD(私物端末)でも安全に業務アクセスできる

    こちらは、建物内に入った後の「行動制限」と「データ管理」を担います。

    SSOだけで不正ログインは防げても、ログイン後にデータを持ち出されると意味がありません。
    逆にセキュアブラウザだけを導入しても、誰でもログインできる状態では本末転倒です。

    両者を組み合わせて初めて、入口と出口が両方守られたセキュアな環境が成立します。


    なぜ今、SSOだけでは不十分なのか

    SSOの導入企業が増える一方で、「SSOだけではデータ保護が追いつかない」という問題が顕在化しています。主な理由は次の通りです。

    1. 利用端末の多様化

    スマホ、タブレット、在宅PCなど“企業の管理外の端末”からのアクセスが増加し、データ持ち出しリスクが急上昇。

    2. クラウドサービスの増加

    SaaS型サービスが増え、社外にデータが保存される機会が増えたため、漏えいポイントも拡散。

    3. 人的ミス・悪意のある操作

    認証が通った後の「コピー」「保存」「スクショ」などは、SSOでは防御不可。

    4. MFA突破の増加

    フィッシングやプッシュ爆撃などでMFAが突破される事例も増加し、ログイン後の対策が不可欠に。

    これらの要因が重なり、「ID管理だけでは情報ガバナンスが保てない」状況になりつつあります。


    SSO × セキュアブラウザの具体的な構成例

    では、SSOとセキュアブラウザはどのように組み合わせるのが理想なのでしょうか。
    実際の企業で多く採用されているパターンを紹介します。

    構成例①:SSOで認証 → セキュアブラウザで業務アプリを限定利用

    1. ユーザーはSSOポータルにログイン
    2. 認証後、クラウドサービスへアクセス
    3. 特定アプリはセキュアブラウザ経由でしか開けない
    4. ダウンロード・コピー・スクショ禁止を適用
    5. 端末にはデータが残らない

    もっとも一般的で、多くの企業が採用する“王道構成”です。
    情報漏洩リスクを抑えつつ、ユーザー体験も損なわない点がメリット。

    構成例②:BYOD向けにセキュアブラウザのみ許可

    会社支給デバイス → 通常ブラウザから利用可能
    私物端末(BYOD) → セキュアブラウザ強制

    この構成は、規模の大きい企業で特に人気です。
    管理外端末に最もリスクがあるため、制御のメリハリがつけられます。

    構成例③:アクセス先ごとに利用ブラウザを切り替え

    • 電子メールやファイル共有 → セキュアブラウザ
    • 勤怠管理・ワークフロー → 通常ブラウザ
    • 社内システム → VPNまたはゼロトラスト

    業務内容によってセキュリティレベルを調整する、柔軟性の高い構成です。


    SSO × セキュアブラウザを導入するメリット

    ◆ 利用者:ログインは1回だけ、操作もシンプル

    SSOによってID管理がラクになり、業務専用ブラウザで迷うこともありません。

    ◆ 管理者:統制が効きやすい

    • アクセス権管理はSSOに集約
    • データ持ち出し制御はセキュアブラウザで一括適用
    • ログは両方から取得でき、監査にも強い

    「誰が・いつ・どこで・何をしたか」が可視化されることで、ガバナンスが一段階上がります。

    ◆ 情報セキュリティ:入り口+出口の二重ロック

    ゼロトラストの考え方にも合致し、クラウド時代のセキュリティに最適です。


    どんな企業に向いている?

    • BYODを許可したい
    • 外部委託先やアルバイト・パートなど“多様な働き手”が混在
    • 個人情報・顧客データを扱う(自治体、医療、教育、小売など)
    • 監査対応が必要(金融・上場企業など)
    • SaaS利用が増え、ID管理が複雑化している

    現代の企業ほぼすべてが何らかの形で該当すると言っても過言ではありません。


    まとめ:SSOにセキュアブラウザを組み合わせるのが“これからの標準構成”

    SSOはクラウド時代の基盤技術ですが、認証後のユーザー操作までは制御できません。
    一方で、セキュアブラウザはユーザー端末の動きを制御し、情報漏洩を防ぐ最後の砦になります。

    この2つを組み合わせることで、
    入り口の安全性(SSO)+出口の安全性(セキュアブラウザ)
    という、多層で強固なセキュリティが実現します。

    クラウド利用が拡大し続ける今、
    「SSO × セキュアブラウザ」は、今後ますます企業の標準構成になっていくでしょう。

    SSO(シングルサインオン)とセキュアブラウザの最適なサービスは、SmartGateを是非ご参照ください!!

  • BYOD時代の端末認証とSmartGateの活用:MDM代替・ゼロトラスト・情報漏洩対策まで一気に解説

    BYOD時代の端末認証とSmartGateの活用:MDM代替・ゼロトラスト・情報漏洩対策まで一気に解説

    リモートワークや現場業務のデジタル化が進む中、企業の大きな課題となっているのが「私用スマホ(BYOD)をどう安全に業務へ組み込むか」です。
    しかし実際は、MDMを入れても現場が使わない、VPNが重くてつながらない、情報漏洩リスクが取り切れないなど、各社で問題が山積しています。

    本コラムでは、現在企業が抱える課題と、SmartGateの“端末認証+セキュアブラウザ”がどのように解決につながるかを、5つの切り口から分かりやすく解説します。

    ■BYOD導入で必須となる「端末認証」とは

    BYODが普及したことで、企業は 「誰がログインしているか」ではなく「どの端末からアクセスしているか」 を管理する必要性が高まっています。

    ●なぜ端末認証が必須か

    • 個人スマホはアプリや設定がバラバラ
    • 不正アプリ・マルウェアの混入リスク
    • パスワード漏洩だけでは防げない
    • MDMを強制できず、セキュリティレベルが揃わない

    パスワード・ID・2段階認証だけでは不十分で、
    デバイス自体を確認する“端末レベルの信頼” が求められています。

    ●SmartGateでできること

    • 端末固有情報を基にしたデバイス認証
    • 認証された端末のみ社内システムへアクセス
    • 私用スマホでもアプリインストール不要の軽い導入
    • 紛失・退職時のアクセス即遮断

    MDMのような深い制御はしないものの、
    BYODに必要な「最低限のセキュリティ」を適正コストで実現できます。


    ■MDMが重すぎる場合の代替ソリューションとしてのSmartGate

    MDMは強力ですが、実際には“過剰すぎて運用が破綻する”ケースが非常に多いです。

    ●MDMが現場で嫌がられる理由

    • 個人スマホに「会社の管理アプリ」を入れたくない
    • バッテリー消費が増える
    • アップデートが頻繁で使いづらい
    • IT部門の管理が膨大になる

    BYODでMDMを徹底運用するのは現実的ではありません。

    ●SmartGateによる“軽量運用”

    • 個人スマホの深い制御をしない
    • 必要最小限の端末認証だけ
    • 業務アクセスはセキュアブラウザ内で完結
    • データを端末側に残さない

    MDMレベルの制御が必要ないケースでは、SmartGateが最適な代替案になります。


    ■VPN不要でゼロトラストを実現する方法

    VPNは今、ゼロトラストの潮流の中で“時代遅れ化”しています。

    ●VPNの課題

    • 接続の遅延
    • 共有IDの運用リスク
    • ゲートウェイが単一障害点になる
    • 境界防御モデルから脱却できない

    ゼロトラストの前提は 「常に検証する」 ことであり、
    その中心にあるのがID認証 + 端末認証です。

    ●SmartGateを使ったゼロトラスト構成例

    1. 業務アプリはすべてセキュアブラウザからアクセス
    2. 端末認証で“許可された端末のみ”アクセス可能
    3. 社外ネットワークからでもVPN不要
    4. ログ管理でユーザー・端末・時間を可視化

    これにより、現場スタッフやBYOD環境でもゼロトラストに近い状態を作ることができます。


    ■情報漏洩対策で見落とされがちな「私用スマホ」問題

    企業の情報漏洩は、サイバー攻撃だけでなく「現場のスマホ運用」が原因になることが多いです。

    ●よくある見落とし

    • スクショで社内情報を保存
    • カメラロールに業務データが残る
    • LINEで情報がやり取りされる
    • ログイン状態が残り続ける
    • 紛失時に社内システムへ自動ログインされる

    これはセキュリティ事故の“盲点”です。

    ●SmartGateで潰せるリスク

    • 業務操作はすべてセキュアブラウザ内に閉じる
    • データは端末へ一切保存されない
    • 端末紛失時は即アクセス遮断
    • ログで不正アクセスを検知

    特に 建設・警備・介護・医療・小売など私用スマホ比率が高い業界で効果が大きいです。


    ■ガイドライン対応(IPA/中小企業庁/金融庁/FISC)でSmartGateがハマる理由

    SmartGateの構成は、主要セキュリティガイドラインの要件と相性が良いです。

    ●ガイドラインが求める共通事項

    • “利用端末の特定”
    • “アクセス経路の制限”
    • “業務データを端末に残さない”
    • “ログの取得と追跡性”
    • “多要素認証の併用”

    SmartGateはこれらを満たしやすく、特に以下で強いです。

    ●IPA(情報セキュリティ10大脅威)

    → ID・パスワード漏洩対策として端末認証が推奨されている

    引用:情報セキュリティ10大脅威 2025 | 情報セキュリティ | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構https://www.ipa.go.jp/security/10threats/10threats2025.html

    ●中小企業庁「サイバーセキュリティ対策の極意」

    → BYOD導入時に“必要最小限の制御”が求められる

    引用:『中小企業向けサイバーセキュリティ対策の極意』ポータルサイト

    https://www.cybersecurity.metro.tokyo.lg.jp


    ■まとめ

    BYODと現場業務の拡大により、企業はこれまで以上に「端末側の信頼」を確保する必要があります。
    しかしMDMやVPNは“重い”“使われない”という現実があり、運用負荷が大きい形になりがちです。

    SmartGateは

    • 端末認証
    • セキュアブラウザ
    • VPN不要
    • データを残さない
    • 軽量で現場にフィット
      という特徴により、
      “実務でちょうど良いセキュリティ”を作れる数少ないソリューションです。

    BYOD・現場スマホ・外部委託スタッフ・全国拠点のセキュリティ強化を検討する企業にとって、非常に導入メリットの大きい選択肢となります。

  • 企業の情報漏洩を防ぐ5つの重要施策

    企業の情報漏洩を防ぐ5つの重要施策

    情報が資産となる現代において、企業の情報漏洩は経営リスクの最たるものです。
    サイバー攻撃による外部流出だけでなく、内部要因による漏洩も増加傾向にあります。
    そこで今回は、単なるウイルス対策やパスワード管理にとどまらず、**「組織として持続的に情報を守るための5つの重要施策」**を解説します。


    1. ゼロトラスト思考によるアクセス制御の徹底

    従来の「社内は安全」という境界防御型の考え方はすでに限界を迎えています。
    クラウドサービスの普及やリモートワークの定着により、社外・社内の境界線は曖昧になりました。
    今求められているのは「誰も信頼しないことを前提に設計するゼロトラストモデル」です。

    ゼロトラストの実践ポイント

    • 端末・ユーザー・アプリすべてを都度認証する
    • アクセス権を「必要最小限」に設定する
    • アクセスログを常時監視・可視化する

    特に「端末認証」や「セキュアブラウザ」の導入は、BYOD(私物端末利用)を含む環境では欠かせません。
    信頼に頼らず、常に検証し続ける仕組みこそが、漏洩リスクを最小化します。


    2. データ分類と暗号化の仕組み化

    情報漏洩対策の多くが失敗する原因は、「守るべき情報の優先順位」が曖昧なことです。
    そのためにはまず、**企業内のデータを重要度別に分類(Data Classification)**し、機密度に応じた扱いを明確化します。

    分類・暗号化の具体策

    • 「社外秘」「機密」「一般」などのレベル設定
    • 社外秘データは自動的に暗号化するポリシーを設定
    • 外部共有時はワンクリックで閲覧権限を制御できる仕組みを導入

    これにより、「誰が・どの情報に・どのようにアクセスしているか」が常に把握でき、万一の漏洩時にも影響範囲を限定できます。


    3. ヒューマンエラーを防ぐ心理的セーフティ設計

    実は情報漏洩の約6割は、悪意のない従業員によるミスが原因と言われています。
    メールの誤送信、クラウド共有設定のミス、USBの紛失など、誰でも起こしうるリスクです。

    対策の新しい視点

    「教育」だけでは不十分です。
    人間は必ずミスをする前提で、ミスが起きても被害を拡大させない設計が必要です。

    • メール送信前の「宛先確認アラート」や「添付ファイル自動暗号化」
    • USB・外部メディアの自動制限
    • 機密データ操作時の「心理的注意喚起」UI

    「ミスを防ぐ」より「ミスを封じ込める」アプローチが、これからの情報漏洩対策の常識です。


    4. 外部パートナー・委託先のセキュリティ連携

    DX化やクラウド活用が進む中で、情報漏洩リスクは自社の外部にも拡大しています。
    特に協力会社・委託先・クラウドベンダーとの間でデータをやり取りする際、
    「相手側のセキュリティレベル」が不十分なケースが多く見られます。

    信頼できる取引先選定の基準

    • ISMSやプライバシーマークなどの取得有無
    • 定期的なセキュリティ監査の実施
    • NDA(秘密保持契約)と運用ルールの整合性

    また、データ連携時のアクセス制御・ログ共有を行うことにより、
    「誰がどこで情報を扱っているか」を透明化し、外部漏洩のリスクを抑えます。


    5. インシデント対応体制とシミュレーションの習慣化

    どんなに強固な対策を講じても、「100%漏洩を防ぐ」ことは不可能です。
    だからこそ、発生後の初動対応の速さが企業価値を左右します。

    備えておくべき対応フロー

    1. 重大インシデントを即時に検知・通報できる体制
    2. 対応責任者と手順を明文化したインシデントマニュアル
    3. 年1回以上の訓練・シミュレーション実施

    「備えがある企業」と「想定していない企業」では、漏洩発生時の損害規模が数十倍変わるとも言われます。
    “起きない前提”ではなく、“起きた後どう守るか”を平時から磨いておくことが重要です。


    まとめ:技術だけでなく「文化」として守る

    情報漏洩対策はツール導入だけでは完結しません。
    「社員一人ひとりが情報を扱う責任を自覚する文化」を根付かせることが、最大の防御策です。

    ゼロトラストによる厳格なアクセス制御、データ分類、ヒューマンエラー防止、
    外部連携の見直し、そして初動対応の整備——。

    これらを一過性の施策としてではなく、企業の文化として定着させることが、
    真に「情報を守る企業」への第一歩といえるでしょう。

    企業の情報漏洩対策、社員スマホのセキュアなリモートアクセス環境については、SmartGateを是非ご参照ください。