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タグ: スマホ 情報漏洩 防止

  • 退職者のスマホからの情報漏洩を防ぐために——企業がいま取るべき現実的な対策とは

    退職者のスマホからの情報漏洩を防ぐために——企業がいま取るべき現実的な対策とは

    近年、企業の情報漏洩リスクの中で密かに増えているのが 「退職者が使用していたスマートフォンからの情報流出」 という問題です。
    DXの浸透により業務の多くがクラウド化され、スマホを使った業務アクセスが一般化している現在、個人所有の端末(BYOD)・貸与端末どちらも情報漏洩の起点になり得ます。

    情報セキュリティの観点では、在職中のアクセス制御やデバイス管理ばかり議論されがちですが、退職プロセスこそが最も脆弱で、かつ攻撃者にも狙われやすいポイント
    この記事では、退職者スマホ由来の情報漏洩リスクの実態、企業が抱えやすい課題、そして実現性の高い対策について体系的に解説します。


    ■ なぜ「退職者のスマホ」が高リスクなのか

    退職時、組織は「アカウント停止」や「退職面談」など表面的なオフボーディングに目がいきがちですが、実際には以下の理由でスマホは危険な入口になっています。

    1. 個人スマホに業務データが残りやすい

    ・LINEやGmailにファイルを送っていた
    ・営業資料を写真で保存していた
    ・ブラウザにパスワードが残っていた
    こうした“シャドーIT的行動”は珍しくありません。

    2. クラウドサービスはアプリが残ると再ログインしやすい

    Google Workspace、Microsoft 365、Salesforceなどはアプリからワンタップで再ログインできてしまうケースがあり、アカウント停止後もキャッシュされている情報が閲覧される可能性があります。

    3. 退職者が悪意なく漏洩を起こすケースも多い

    ・誤って前職のアドレス帳に連絡
    ・古い資料を副業先や再就職先で再利用
    ・退職後も共有フォルダに入れていた
    「意図的ではないが重大な事故」になりやすいのが特徴です。

    4. 悪意を持ったケースは深刻

    競合企業への転職をきっかけに、顧客リスト、取引条件、技術資料を持ち出す問題は実際に発生し続けています。
    “デジタルの持ち出し”はUSBだけでなく、スマホアプリが最大の出口になることを忘れるべきではありません。


    ■ 企業側のよくある問題点

    退職者による漏洩が起きる企業には共通点があります。

    ① BYOD管理が実質「自己管理」になっている

    ・MDMを入れていない
    ・アプリ利用ルールは口頭ベース
    ・削除証跡が残らない
    これでは“企業データが個人スマホに紛れている状態”を把握できません。

    ② アカウント停止のタイミングがバラつく

    退職日当日の停止が徹底されておらず、
    「翌日まで生きていた」「社内手続きが遅れた」などの遅延は日常的に起こります。

    ③ 退職者チェックリストが古い

    スマホ中心の業務に移行しているのに、
    ・ノートPCの返却チェック
    ・入館カードの返却
    など旧来の項目しか存在せず、スマホ関連の確認や制御が抜け落ちているケースが多いです。


    ■ 退職者スマホ漏洩を防ぐ“現実的な”セキュリティ対策

    以下は、実施しやすく効果が高い対策を優先度順にまとめたものです。

    1. 情報へのアクセスを「スマホ内に残さない設計」にする

    最も強力なのは、業務データを端末に保存させない運用です。
    ・クラウド閲覧はセキュアブラウザ経由
    ・キャッシュ禁止
    ・ローカル保存不可
    これにより、端末自体はリスク要因ではなくなります。

    2. アカウント停止の自動化

    ID管理を手動でやっている企業ほど漏洩リスクが高いです。
    ・退職日入力 → 自動でアクセス停止
    ・停止後のログイン試行を検知
    こうしたIAM/IDaaSの活用が有効です。

    3. モバイルアクセスログの可視化

    退職者が最後にどのアプリを利用していたか、機密データにアクセスしていたかを把握できると「漏れている可能性」の判断が一段上がります。

    4. BYOD利用ガイドラインの再構築

    ・保存禁止
    ・持ち出し禁止
    ・カメラ撮影の扱い
    など、スマホ特有のリスクを反映したガイドラインが必要です。

    5. 退職オフボーディングプロセスの標準化

    ・使用アプリの一覧
    ・ID停止の実施証跡
    ・端末から企業データ削除
    これらをテンプレート化し、総務・情シス双方が抜け漏れなく扱えるようにすることで事故発生率が大幅に下がります。


    ■ 最後に:スマホを安全に業務利用するなら「ブラウザ分離」が最適解

    退職者の情報漏洩をゼロに近づけるには、
    “端末側にデータを残さない仕組み”
    が最も効率的で、特にBYOD時代では必須です。

    そのアプローチとして有効なのが セキュアブラウザ です。

    セキュアブラウザを使えば
    ・キャッシュ禁止
    ・コピー禁止
    ・スクショ制御
    ・退職時にただちにアクセス権を無効化
    などの制御が可能になり、退職者スマホ経由の漏洩リスクを根本から下げられます。

    貴社でBYOD・スマホ活用が広がっているなら、
    退職者リスク対策として SmartGate のようなセキュアブラウザ導入は非常に理にかなった選択肢です。