お役立ちコラム集

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法人携帯・社用端末・社員スマホのセキュリティ対策 ― 情報漏洩リスクを最小化する実践ガイド

企業が導入する 社用端末・法人携帯・社員スマホ は、働き方改革やDX推進によって急速に普及しています。しかし、その一方で「便利さ」と引き換えに セキュリティリスクの増大 という課題が顕在化しています。特に近年では、スマートフォンを起点とした情報漏洩・アカウント乗っ取り・不正アクセスが急増しており、企業の規模に関係なく重大インシデントにつながるケースが後を絶ちません。


なぜ今、社用端末や法人携帯のセキュリティ強化が必須なのか

スマホ業務利用の急拡大で情報が“端末に宿る”時代に

クラウドサービスの普及に伴い、社員の業務スタイルは大きく変化しています。
メール、チャット、CRM、在庫管理、勤怠入力など、あらゆる業務がスマホで完結できるようになり、「社員スマホ=小さな業務端末」としての重要度が増しました。

しかしこれは同時に、「端末そのものにアクセスすれば企業データに到達できる」という構造を意味します。
つまり、端末が攻撃者にとって最大の突破口になるのです。

情報漏洩の約◯割は“ヒューマンエラー”が原因

情報漏洩事故の統計を見ると、半数以上が

  • 誤送信
  • 紛失
  • 私物端末へのデータ保存
    といった人的ミスが原因だと報告されています。

特にスマホは持ち運びが前提のため、
「置き忘れ」「落とす」「盗難」といった事故が圧倒的に多く、セキュリティリスクの塊です。

BYODの普及で境界線はさらに曖昧に

企業が社員の私物スマホを業務に利用する BYOD も広がりつつありますが、管理できない私物端末は情報漏洩リスクが高く、強固なセキュリティ設計が不可欠です。


社用端末・法人携帯・社員スマホが抱える5つの主要リスク

セキュリティ強化を考える前に、まずはリスクを正しく理解することが重要です。

① 端末紛失・盗難による情報漏洩

最も頻度が高く、最も深刻なインシデントです。

  • メール
  • 社内チャット
  • クラウドストレージ
    にログインしたまま紛失すると、攻撃者は即座に全データへアクセスできます。

② 不正アプリやマルウェア感染

  • 非公式アプリストアからのダウンロード
  • 無料Wi-Fi利用時の盗聴
    などからマルウェア感染し、端末内データが流出するケースもあります。

③ 私物利用によるシャドーIT化

私用SNSに業務データを転送したり、自宅PCにファイルを送るなど、社員の“善意の工夫”が重大事故につながることも少なくありません。

④ クラウドアプリの権限乱立

スマホ対応のSaaSが急増した結果、
「どの端末から、どのアプリに、誰がアクセスしているのか」
がブラックボックス化しやすくなっています。

⑤ パスワード使い回しによる不正ログイン

特にスマホは指紋認証に依存しがちで、裏側のパスワードが“弱い”まま放置されることが多いのが現実です。


企業が取るべきスマホセキュリティ対策 ― 実務で使える7つのポイント

① MDM/MAMの導入

法人携帯や社員スマホの管理には MDM(モバイルデバイス管理) が有効です。

  • アプリの強制インストール・削除
  • リモートロック
  • データの遠隔ワイプ
    などが実施でき、紛失時のリスクを大幅に削減できます。

② セキュアブラウザの活用

端末にデータを残さない「セキュアブラウザ」は、
クラウド利用が多い現代において非常に相性が良い技術です。

  • キャッシュを残さない
  • 画面コピーを制御
  • データのダウンロード禁止
    といった機能により、スマホ内部に機密情報を持ち込まない運用が可能になります。

③ 業務データはクラウド側で完結させる

端末に保存せず、クラウド上でのみ処理させる“ゼロデータ”運用が理想です。

④ 多要素認証(MFA)の徹底

不正ログイン対策の基本。
SMS認証よりも、認証アプリ(Microsoft Authenticatorなど)が推奨されます。

⑤ 公共Wi-Fiの禁止またはVPN強制

カフェや駅の無料Wi-Fiは攻撃者の温床です。
企業は接続を制限するか、安全なVPN接続を強制しましょう。

⑥ OS・アプリのアップデートを義務化

古いOSは脆弱性の宝庫です。
MDMで「自動アップデート」を強制するのが最も安全です。

⑦ BYOD時は企業領域と個人領域を完全分離

仕事データが個人領域へ混じらないよう、コンテナ分離やセキュアワークスペースを導入することが望まれます。


情報漏洩リスクを減らす企業運用ルールの作り方

セキュリティはシステムだけでは成り立ちません。
運用ルールと社員教育がセットです。

必ず定めるべきルール例

  • スマホの画面ロック必須化
  • 無許可アプリの禁止
  • 社外での操作に関するガイドライン
  • 紛失時の報告フロー
  • スクリーンショットやファイル転送の制限

これらを明文化し、定期的に周知することで、情報漏洩リスクは大幅に下がります。


まとめ:社用端末・法人携帯のセキュリティは「仕組み×運用」で守る時代へ

社用端末・法人携帯・社員スマホのセキュリティ対策は、もはや“あって当然”の企業基盤です。
端末を守るのではなく、企業データが端末に残らない仕組みを構築し、運用ルールと教育を組み合わせることが、情報漏洩対策の本質です。

企業の信用を守るためにも、今こそスマホセキュリティを見直すタイミングといえるでしょう。

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